ホンダ密着:走行前夜、アップデート到着を待つ
2015年6月19日
アロンソのマシンだけ作業が終わらなかったのは、もうひとつ理由がある。パワーユニットの交換だ。これについては、木曜日の公式会見でアロンソ自身が「今週末は僕らにとって厳しいものになる。さらなるペナルティによって、後方グリッドからスタートしなければならないからだ」と認めた。
レギュレーションで定められているパワーユニットの年間使用基数は4基まで。6つのコンポーネントのうち、ひとつ5基目を使用するときは10グリッド降格となる。さらに別のコンポーネントで5基目を使用すると5グリッド降格。そうなると5基目を投入する場合は、複数のコンポーネントを同時に交換したほうがデメリットは少ないと考えられる。
今回ホンダは何を変えてくるのか。アロンソが、すでに4基使用しているコンポーネントはICE、ターボチャージャー、MGU-Hの3つ。カナダGP決勝でトラブルの原因になったと考えられるICEなら、アロンソと同時にジェンソン・バトンも交換しなくてはならないはず。チームは今週末「バトンのパワーユニットを交換することも検討中」としているが、現時点では未定。
これらの状況から考えると、ICEに関しては信頼性向上を目的とした改善にとどめ、アロンソはカナダGPでのバトンと同じようにターボチャージャーとMGU-Hの5基目を投入する可能性が高い。
アップデートパーツの到着予定から2時間が過ぎようとしている午後9時すぎのレッドブルリンク。依然マクラーレン・ホンダのガレージだけに照明がともり、作業が続けられていた。
(尾張正博)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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