【今宮純】モナコGPドライバー採点&短評
2015年5月28日
☆☆☆ ダニエル・リカルド
これが自身2度目の最速ラップ、猛追する74周目に出しきった。スーパーソフトへ交換、果敢にキミ・ライコネンをミラボーで抜き、ダニール・クビアトに譲ってもらい3位ルイス・ハミルトンに挑んだ。0.546秒差まで迫ったものの、あきらめて最終ラップで譲り返す「チームワーク精神」。この連携プレイにレッドブルふたり、イニシャルD&Dの絆を見た。
☆☆☆ ダニール・クビアト
モナコでドライバビリティ改善に成功したルノー・パワーユニットが、彼の滑らかなアクセリングから、はっきり見てとれた。首脳陣からプレッシャーをかけられていたがFP2ウエット路面で最速1分33秒台(!)。レースではスタートを決めてリカルドの前へ、チーム指示に従い一度は後ろへ、そしてまた前へ。25戦目の自己ベスト4位。
☆☆☆ ニコ・ロズベルグ
モナコGPに連勝するには、レース運も必要だ。「ハミルトン・ピット事件」によって抜くことなく逆転の幸運を授かると、すでに40周近く走ったソフトタイヤで1分18秒台ラストスパート。集中力が漲っていた。
☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.
抜けないモナコでも「挽回レース記録」がいくつかある。2010年アロンソはピットスタートから6位、2008年ベッテルは19位から5位、2006年シューマッハは22位から5位。車重検査違反によるペナルティを喫してピットスタートとなった彼は12周目にソフトタイヤへ交換後、66周の超ロングスティントをカバー。今年の新人のなかでタイヤマネージメントの持ち味が目立つ。予選Q3アタック8位も、冷えたタイヤのグリップを巧く引き出したからだ。
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)