【レースの焦点】勝者が手に入れた、5番目の言葉
2015年5月12日
例年以上に高温、強風。全員がテストで走り込んだカタルニア・サーキットではあるけれど、グランプリのコンディションは、このコースを何倍にも難しくした。風はサーキット上でつむじ風のように移動し、常に向きを変えてマシンの挙動を乱す。午後になって路面温度が急上昇すると、マシンのバランスは別物のように豹変する。
セットアップ作業が困難を極めたフリー走行で、すべてはロズベルグの思い通りに進んだ──マシンの動きにはアドリブのようなドライビングで対応しながら、細かいことにこだわりすぎず、考えすぎず、自信を持ってファインチューンだけを加えていった。
ここ数戦、フェラーリの接近を意識してストレート速度を伸ばす傾向だったメルセデスは、大幅なアップデートに成功して優勢を確認すると、パワーユニットの力に支えられながら重いダウンフォースを採用するという、彼ら本来のアプローチに戻った。バルセロナはそれに最も適したサーキットでもあった。硬いタイヤ+強風──滑りやすい状況でもロズベルグの気持ちが揺るがなかった一因だ。試行錯誤がないぶん、走行が進むにつれてマシンはいっそうドライバーのフィーリングに馴染み、自信を持って攻めることが可能になり、その成果はロングランのタイムにも色濃く表れた。
「ロングランも僕らのほうが速そうだ」
金曜午後の段階でニコは確信し、フェラーリに白旗を促した。
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
7/7(日) | 決勝 | 23:00〜 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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