セナ伝説の第1歩:トールマンTG184
2015年4月28日
そのセナは雨の中を水を得た魚のように快走し、前を走るマシンを次から次へと抜いていく。フェラーリのミケーレ・アルボレートとルネ・アルヌー、ウイリアムズ・ホンダのケケ・ロズベルグら強豪を蹴散らし、先頭を走るマクラーレン・TAGポルシェのアラン・プロストに迫る。しかし強くなる雨。先頭のプロストは再三に渡ってレースを中止にするように訴え、32周目に赤旗終了。その時には、セナはプロストのすぐ後方、2番手の位置に迫っていた。そして、あと少しあれば優勝できたと悔しがる。セナが“モナコマイスター”呼ばれるようになる、その第一歩は、トールマンTG184・ハートと共に踏み出されたわけだ。
このトールマンTG184が、5月23日と24日に鈴鹿サーキットで行われる“サウンド・オブ・エンジン”でデモランを披露するために来日する。このクルマが日本に来るのはもちろん初。しかも、今回はこのイベントのためだけに空輸されてくるので、日本のファンが目にすることのできる機会は、もう2度とやってこないかもしれない。
ちなみに、セナはこの1984年限りでトールマンを離れ、当時のトップチームの一角を担っていたロータスに移籍。トップドライバーとしての歩みを進めていくことになる。セナ離脱後のトールマンは徐々にその勢いを無くし、1985年末にイタリアのアパレルメーカー、ベネトンに買収される。ベネトンと名を変えた後は、潤沢な資金的バックアップもありチーム力が上昇。前述のシューマッハーの活躍もあり、2年連続チャンピオンに輝く活躍を見せている。
なお、1984年当時のトールマンには、現在はジャーナリストとして活躍している津川哲夫氏がメカニックとして在籍していた。
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6/21(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
6/22(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
6/23(日) | 決勝 | 22:00〜 |
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※カナダGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※カナダGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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