ホンダ密着:燃費をクリア、もう11位で誰も喜ばない
2015年4月20日
レース終盤、チーム側からアロンソに伝えられたのは後続との差だけではない。アロンソは11番手を走っており、ひとつ前のポジションにいるマッサのペースが急激に落ちていることも無線で伝えられていた。つまりマクラーレン・ホンダは今シーズン初めて、入賞を目前にしたポジションで戦っていたのである。
「なかなか、いいレースだった」と言いながらも、新井総責任者の表情は冴えない。バトンのマシンは土曜日の予選で発生した電気系トラブルを解決できず、レースに出られなかったからだ。
決勝日に新井総責任者はバトンのパワーユニットを交換していると語っていたが、結局は出走を断念することになった。
「電気系のコンポーネントを交換してエンジンをかけたんですが、データ的に、このままレースをすると止まる可能性が出てきたのでレースを断念する決断をしました。まだ原因は詳しく調べられていないから何もわかりません。ただ、電気はパワーユニットの一部である電池(ES=エナジーストア)から供給されているので……。いずれにしても、レースに出られなかったバトンには本当に申し訳ないことをしたし、アロンソにしても、ポイントはあと一歩のところで獲得できなかったので悔しい思いです」
考えてみれば、ホンダは開幕戦でも1台はレースをスタートできず、もうひとりが11位で完走している。しかし、バーレーンでの内容は3戦前とは大きく違う。最も違っているのは、マクラーレン・ホンダのスタッフの意識である。11位完走に満足している者は、もう誰ひとりいない。それがバーレーンGPで得た収穫だった。
(尾張正博)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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