ホンダ密着:完走では喜べない、見せつけられた差
2015年4月13日
「ハードウェアの信頼性に関しては大きな問題が起きるとは思っていなかった。むしろ、いままでがいろんな問題を起こしすぎた。モグラ叩きもだいたい終わったように見えるけど、モグラは土の中にいて、どこにいるかわからないし、どこからか突然出てくるかもしれないので、安心はできない」と、新井総責任者は依然、慎重である。
というのも、中国GPでは予選前に行われたフリー走行3回目で、フェルナンド・アロンソのイグニッションに問題が発生したからである。
「P1(フリー走行1回目)とP2(フリー走行2回目)が順調だっただけに、P3(フリー走行3回目)の不具合が、結果的に予選になんらかの影響を与えてしまった。グランプリでは、どのセッションも無駄にはできないことを痛感した」(新井総責任者)
もちろんフリー走行3回目でのトラブルがなかったとしても、マクラーレン・ホンダがメルセデスに追いつけたわけはなく、レースで上位に食い込むためには予選でのペースをもっと上げなければならない。
「まずQ1のタイムを上げないといけない。中国GPで見せつけられた、トップとの1.8秒差をなんとかしないと、レースで自分たちが望む場所で戦うことはできない。それにはエネルギー回生システムのマネージメントをさらに熟成させることはもちろん、エンジンそのものの出力も上げないといけないでしょう」
そのためのアイデアはあり、やるべきこともわかっている。だが、モータースポーツは相手がいることなので、目標を実現しても追いつけるかどうかは別の問題だ。新井総責任者は「過ぎた時間を追いかけても無駄。一日一日を大切にしなければならない」と、限られた時間をいかに有効に活用すべきかに気持ちを切り替えている。
(尾張正博)
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※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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