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F速分析:フェラーリ躍進の鍵を握るライコネン

2015年4月12日

 マクラーレン・ホンダとフォース・インディアのタイムを比較すると、アロンソがセクター2でペレスを0.1秒、上回っていることが分かります。その一方、アロンソとペレスの差はセクター1で0.2秒、セクター3は0.25秒、アロンソが遅れています。セクター1はメインストレート、セクター3は1.1kmの超ロングなバックストレートがあります。速度差を比較すると、バックストレートエンドの最高速がアロンソ318.3km/hに対して、ペレスは326.5km/hで8.2km/h差、フィニッシュラインではアロンソ262.7km/hに対して、ペレス268.6km/hで5.9km/h差と、ストレートで完全に劣っていることが分かります。

 もちろん、ウイングの角度などのセットアップ要因もあるでしょうが、ホンダのPUがまだまだ、パフォーマンスを十分に発揮できていないことがこの数値からも分かります。ストレートでこれだけの差があると、明日のマクラーレン・ホンダがフォース・インディアをコース上でオーバーテイクするには、かなり厳しい状況と言わざるを得ないでしょう。ただ、PUでのハンデがありながらも、セクター2でペレスを上回っていることから、マクラーレン・ホンダのMP4/30の中高速コーナーでのポテンシャルはかなり高いと言えます。

 明日の決勝はピレリの発表によればソフト(スタート)→ソフト→ミディアムの2ストップが主流になると予想されています。数値上は3ストップの方が若干速いようですが、トラフィックを考慮すると得策とは言えません。また、タイヤのタレ(デグラデーション)が抑えることができれば1ストップの可能性もあるようです。明日の予想戦略を簡単にまとめますと、以下のような形になると予想されています。

中国GPレース/56周
3ストップタイミング 10周目ー25周目ー43周目
2ストップタイミング 12周目ー27周目
1ストップタイミング 19周目

 明日の注目どころは、メルセデスの2台によるチームメイト同士の優勝争い、そしてフェラーリvsウイリアムス(具体的にはウイリアムスvsライコネン)が大きなところでしょうか。もちろん、マクラーレン・ホンダの戦いぶり、そしてQ3に2台残ったザウバー勢が決勝でどこまで残れるかなど、その他にも多々、見どころが多いレースになりそうです。

 いずれにしましても、メルセデスの2台、そして3番手以下の戦いはタイム差も小さく、どの戦略を採るにしても、当然ですがまずはスタートが勝負どころになります。スタートからオープニングラップを終えてどのポジションにいるのか、そして最初のピットストップがどのタイミングになるのか、じっくり見てみましょう。
(F1速報)





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