GP直送:ホンダ・ターボに新たなトラブルの可能性
2015年3月30日
危険速度を超えないようにするためには、振動そのものを起こさないよう部品の精度を上げることの他に、軸自体の強度を上げる、または軸が「ねじり」や「うねり」を起こしにくいよう全長を短くするという方法がある。しかし、その改善は容易ではない。パワーユニットは開幕前にホモロゲート(認証)されており、勝手に仕様を変更できないからだ。特に軸の全長を短くするには、ターボとMGU-Hのレイアウトの変更も同時に行わなければならないため、大きな使用変更となる。シーズン中に変更が許されるのは、安全性に問題があり、かつパフォーマンス向上に繋がらない場合のみだ。
しかしホンダの新井総責任者は、それ以外にも仕様を変更する目的はあると説く。
「今回マレーシアGPに投入した2基目のパワーユニットは、オーストラリアGPとまったく同じものではありません。もちろん信頼性目的で仕様を変更したものもあれば、承認しなくてもいい部分で設計を変更したものもあります。そうやって日々進化しないと(メルセデスに)追いつけませんから」
しかし、投入した2基目のパワーユニットは2台ともレースでトラブルに見舞われた。しかも、バトンは再びターボに不具合を発生させている。
オーストラリアGPで熱に苦しんだホンダが、今度はターボに悩んでいるとしたら、頭の痛い問題となることは間違いない。今後ホンダが、どのような対応をとるのか注視したい。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |