密着マクラーレン・ホンダ:本格走行までの緊張感
2015年2月4日
その後は5周のショートスティントを2回、11時過ぎには10周のスティントを問題なくこなす。前日までのトラブル山積がウソのようだ。スティントによってラップタイムが1周ごとに1秒前後遅くなったり、逆に速くなったりするので「また問題発生か?」と部外者のこちらまで、すっかり神経過敏になってしまう。しかし、これは単にシステムチェックによるものに過ぎないようだ。
アロンソの自己ベストは、10周ランの1周目に出した1分35秒553。前夜の雨が乾ききらないハーフウエットの路面コンディションでは中盤に位置するタイムだった。
昼前には、さらに長いスティントを敢行。しかしアウトラップで冷却系の水圧異常の警告が点き、アロンソはすぐに戻って来た。当初は単なるセンサーの不具合も疑われたが、どうやら実際に水漏れだったようでパワーユニットを降ろして対処することに。現在のF1では、いったんパワーユニットをバラすと組み立て直すのに数時間はかかってしまう。残念ながらアロンソ担当の2日目は、32周でピリオドを打った。
とはいえ初日、バトンが走った2日目の5倍以上の周回数である。終了後の会見でブーリエは「懸案だった電子制御系のトラブルは解決できた。もう再発はしないはず」と高らかに宣言した。それはちょっと楽観過ぎる気もするが、とにかく最終日のバトンによるテストが、どれほど順調に推移するか。とりあえずは注視してみよう。
(柴田久仁夫)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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