密着マクラーレン・ホンダ:原因不明の不可解な音
2015年2月3日
2日目は、どんなトラブルが出たのだろう。初日に比べると関係者の口が一様に重い。それだけ深刻だということか、結局ホンダの新井康久 総責任者には話を訊くことができなかった。マクラーレンのエンジニアディレクター、マット・モリスに尋ねても「車体とパワーユニット両方のトラブルだね」「電子系? まあ、そうかな」と、あまり要領を得ない。
不可解な排気音に関しては、ホンダのエンジニアたちが「V6気筒の左右のバンクのバランスが悪い」と話していたらしい。燃焼バランスということだろうか。頭の中に「?」を渦巻かせながら、ようやくマクラーレンの今井弘 首席エンジニアを捕まえることができた。
具体的なトラブル原因については、今井さんからも明確な答えを得られたわけではない。しかし、彼は「産みの苦しみというところです」と、あくまで前向きで「楽しいですよ」という言葉さえ飛び出した。まともに走れない、この状況を楽しんでいる?
「新しいことをやる場合、こんなものですからね」
これ以上悪くなりようがないし、この状態から着実に進化していけばいい。今井エンジニアの言葉は、おそらくそういうことなのだろう。自然な彼の物腰からはMP4-30とホンダの新パワーユニットというパッケージへの信頼と、これまで多くの修羅場で培ったであろう大抵のことには動じない度胸が感じられて、こちらまで少し心強くなってしまった。ヘレスでのテストは、2月4日まで予定されている。
(柴田久仁夫)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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