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年忘れ覆面座談会6:勝敗を分けた「ありのまま」

2014年12月31日

C氏:メルセデスはミハエル・シューマッハーがいたときからドライバーふたり一緒に会見をしていたのに、2014年の途中からバラバラになったんだ。で、話を戻すと、ハンガリーGPでもロズベルグとハミルトンの間に問題が起きていた。ハミルトンはロズベルグを先に行かせるように言われたが、「抜くなら勝手にどうぞ」と譲らなかった。その後メルセデスは夏休みの間は何もせず、ベルギーGPで話し合いをしたようだ。同じチームで2ストップのドライバーが3ストップのドライバーに譲るのは普通に行われることだから、ロズベルグとしては自分に有利な結論になると思っていた。だが、チームはロズベルグに味方しなかった。その話し合いのあとに定例会見があって、最初がロズベルグだったんだが……。

A氏:メルセデスのドライバーの会見の順番は、予選結果が良いほうが先なんだよ。

C氏:そこでジャーナリストが、ふたりに「ハンガリーGPの問題について、どんな話し合いをしたんですか?」と質問した。ロズベルグは優等生的な答えしか言わないから、どういう顛末になったのかわからなかった。その次がハミルトンの会見で、もうハミルトンは満面の笑みなんだよ! 「なかなか面白い話し合いだったよ。みんなに聞かせてあげたかったよ」とドヤ顔で(笑)。

──明らかに、ハミルトンの言いぶんが通ったんだなと。

C氏:ロズベルグはショックだったと思う。そのとき初めて、まわりが敵に見えたんじゃないか。メルセデスとして、ロズベルグの味方をするということはタイトル争いでもロズベルグを優先するということになってしまうから、それはできなかった。あと、このときにメルセデスのトップはトト・ウォルフだけど、結局は「ニキ・ラウダのチーム」なんだと私は感じた。ラウダは影に隠れていて表彰台にも出てこないが、結局はラウダに可愛がられているハミルトンが強いんだと。ハミルトンは政治的な部分はラウダにまかせて、我関せずでいられる。きっとニコも「チームの中心はトトじゃない」ってことに気づいたはずだ。

──メルセデスはドイツのメーカーとして、ドイツ人のロズベルグを贔屓することはなかったんですね。

A氏:ミハエル・シューマッハーだったらともかく、ニコは生粋のドイツ人じゃないというのもある。モナコ人であり、フィンランド人であり。

C氏:でも、ニコはメルセデスにとって、ありがたい存在なんだよ。性格は穏やかで、何カ国語も話せて、コマーシャルでも使いやすい。そこを活かせばいい。ロズベルグもフェラーリでのアロンソと同じで、政治的に動かなければよかった。もしチームメイト相手に接触していなければ、どうなっていたかわからないんだから。ルイスが自滅するのを待っていればよかったのに、自分から仕掛けてしまった。チームメイトと、ああいうふうに戦っちゃいけない。





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