エフワン見聞録:ガラパゴス化したエフワン
2014年8月2日
F1に参戦し続けるチームや企業は、F1の呪縛に雁字搦めにされているのではないだろうか? 例えば技術。F1の技術は高出力で高速を可能にしなければならない。そのために、開発が続けられてきたF1技術だけは特別だという奢った気持ちがあるのではないだろうか? その結果、社会が求める自動車技術とはかけ離れた技術を後生大事に抱え、ここまで来たのだろう。
ところがある時、このままではF1は完全に孤立する、と気付いた者がいた(すでに十分孤立しているのだが……)。そして、世間に対して我々F1も敏感であるという姿勢を見せるために、環境技術を盛り込んだ規則を作りあげた。それが2014年から採用されたF1の新技術規則だ。何事にも頂点でなければならないF1だから、数値だけは厳しい。
ただ、問題はそれで解決したわけではない。自動車メーカーの参入が少なく、環境対応を重視する企業の参入も少ない。理由は明解だ。F1の規則の環境対応は、市販車レベルと比べるとややもすれば荒唐無稽に映るからだろう。小排気量エンジンにターボチャージャーやハイブリッドを取り付けるという世間の流れに沿ってみても、それらは出力増加の道具でしかない。燃費向上と言っても、1リッター当たり2kmくらいしか走らない。だから、大排気量高性能車やスポーツカーを製造販売し、F1をプロモーションと考えるメルセデスやフェラーリにとれば参加する意味は十分あるが、実際にコツコツと環境技術に取り組んでいるメーカーには、F1は遠いところにあるように映るのだろう。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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