ギド・バン・デル・ガルデ 決勝=15位
最高のスタートを決めた。ターン3で(スピンした)マッサを皆が避けようとしており、僕は周囲のマシンとの接触を避けるためにかなりワイドなラインをとらなければならなかった。1周目に故意に他のマシンを押し出すようなことは絶対にしていない。それでもスチュワードの指示によりドライブスルーペナルティを実行するよう言われ、その時点で僕のレースはほぼ終わってしまった。
ペナルティをこなしたすぐ後に、スタートの時に履いていたスーパーソフトが駄目になってしまったためにまたピットに戻った。そのため、ファーストスティントでは一時は12位まで上がっていたのに、22位まで落ちてしまい、その後はチルトンとビアンキに追いつくことを目指した。
セーフティカーが出動した時、チルトンに追いついており、チームが最初のセーフティカーラップの際にとても素早くピットストップを行ってくれたおかげで、彼の前に出ることができた。そういうチームワークがレース全体の中で重要な役割を果たしているから、そのことについてはぜひ触れておきたい。チームの皆に感謝するよ。
そのすぐ後に、マーク(・ウエーバー)のマシンから出火したことで2回目のセーフティカーが出動し、その後のリスタートで僕はメインストレートで少しロックアップしてしまい、ビアンキに抜かれた。でも2周ほどでポジションを取り戻し、シャルルの後ろを走行した。その後、フラットスポットができてしまったが、プッシュし続け、最終的にはシャルルのすぐ後ろの15位でフィニッシュした。
ドライブスルーがなければもっと上位を獲得できていたはずだ。13位は無理かもしれないがそれに近いところまで行けただろう。それを考えると悔しいけど、前との差を縮めてきているということだから、チーム全体にとっても僕のモチベーションのためにもそれはよかったと思う。