■ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント
「予想通りタフな決勝となり、シンガポールでは、摩耗よりも熱によるデグラデーションを克服しなければならないことがあらためて示されました。両コンパウンド、特にスーパーソフトは、性能とともに十分な耐久性を示し、このレース用の最適な選択となりました。最大の難問のひとつは、レースの時間とセーフティーカー導入の可能性を考慮するために、レース戦略を柔軟にしなければならないということでした。今回もセーフティーカーが導入され、レース時間がほぼ制限時間の2時間に達しました。セーフティーカーが戦略をかき乱したものの、ベッテルの地位は磐石で、彼に続く表彰台争いの激しい戦略的バトルが展開されました。レース終盤、ポイント圏内を争う多様な戦略や、通常は困難なサーキット上でのオーバーテイクなど、アクション満載のレースでした」
■コンパウンド毎のラップタイム上位
・ミディアム
1.ウェバー 1分49秒783
2.ハミルトン 1分49秒916
3.ベッテル 1分50秒022
・スーパーソフト
1.ベッテル 1分48秒574
2.スーティル 1分49秒656
3.ベルニュ 1分50秒328
■最長スティント
・ミディアム
36周(ペレス、ライコネン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、バトン、グティエレス)
・スーパーソフト
22周(ディ・レスタ、ベルニュ)
■Truth-O-Meter
例年、シンガポールでの戦略は予測が困難ですが、我々は、2ストッパーが可能性あるシナリオであると予想しました。我々が示したオプションは2つで、第1は、スーパーソフトでスタート、16周目にミディアムへ、39周目にスーパーソフトへという戦略でした。第2は、第1戦略とほぼ同様ですが、最終スティントにミディアムを使用するというものでした。
ベッテルは、ほぼ同様のパターンを採用し、17周目にミディアムへ、44周目にスーパーソフトへ交換して短い最終スティントを走行しました。
(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)