2012年F1第4戦バーレーンGPの公式予選Q1は、ザウバーのセルジオ・ペレスがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は5番手でQ2に進んだ。
ドライコンディションのもと20分で争われたQ1は、序盤のアタックでロメイン・グロージャンとキミ・ライコネンのロータス勢が1-2を築き、ニコ・ロズベルグが3番手。そこに序盤で唯一ソフトタイヤを投入したフェルナンド・アロンソが割って入り、以下ジェンソン・バトン、ルイス・ハミルトン、ミハエル・シューマッハーと続く。
セッションが終盤になると上位以外のドライバーもソフトタイヤを履いてアタックを開始。すると、彼らのタイムはピレリの予想を上回るタイムの上げ幅で軒並み上位に進出していくく。そして、ザウバーのペレスが1分33秒814をマークしてトップに浮上、トロロッソのダニエル・リカルドも2番手につけて、タイムシートの上位は順位が大きく入れ替わった。
これにより、1回目のタイムでQ1を突破できると考えていたマクラーレンやメルセデスのミハエル・シューマッハーは一気に当落線上までポジションをダウン。そして、ケータハムのヘイキ・コバライネンがシューマッハーのタイムを上回り、Q1の順位が決定。その結果、メルセデスの一台が予選早々に姿を消すことになった。
2012年F1第4戦バーレーンGPの公式予選Q2は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は12番手に終わり、Q3進出はならなかった。
予選Q3進出をかけたQ2では、各車とも序盤からソフトタイヤを履いてアタックを開始。まずはハミルトンがトップに立ち、2番手以下にニコ・ロズベルグ、マーク・ウエーバー、ジェンソン・バトン、セバスチャン・ベッテルと続く。ザウバーの可夢偉もキミ・ライコネンの後ろ、7番手とまずまずの位置につけた。
しかし、セッション終盤は中団グループのマシンが相次いでトップ10に飛び込み、ロータスのロメイン・グロージャンが3番手、フェラーリのフェルナンド・アロンソは5番手、フォース・インディアのポール・ディ・レスタも7番手タイムをマークする。
一方の可夢偉は、ライバルに続いて最後のアタックをかけるも、トップ10圏外からポジションを上げる事はできず、10番手のチームメイトにも先行を許して12番手に終わった。
なお、Q2トップはハミルトン。可夢偉とともにノックアウトされたのはライコネン、フェリペ・マッサ、ニコ・ヒュルケンベルグ、ウイリアムズの2台とケータハムのヘイキ・コバライネンとなっている。