■中本修平
シニア・テクニカル・ディレクター
「イタリアGPに向けた先週のテストでは、さまざまなウイングや、タイヤ、車体セットアップを試して、高速コースに最適なバランスを見つけることができました。このサーキットにある多くのストレートは、我々には非常に攻めがいがあります。ここも前戦トルコGP同様、予選に比べて、レースでのペースがよく、中団のライバルたちとのバトルを期待しています」
■ジェンソン・バトン
「モンツァでのレースはいつも楽しみにしている。ここでのレースにはいろんな思い出があるし、週末の雰囲気も最高だ。コースではアスカリシケインが一番好きだ。クルマのバランスさえとれていれば、ここを駆け抜けるのは本当に最高の気分だ。一周はすごく速いし、ブレーキはいつも思いきり踏まなければならない。それから縁石をうまく使えるかどうかで、毎周コンマ1秒は違ってくる。先週僕たちはここで4日間のテストを行った。天候には恵まれなかったが、いい感触を得ることができた。ここモンツァ用のかなり特別な、低ダウンフォースのセッティングを試したが、いいパフォーマンスを発揮できた。厳しいレースが予想されるが、ここ数戦に比べ好結果が出せると思う」
■ルーベンス・バリチェロ
「ここはとにかく、GP全戦の中でも特別なレースだ。モンツァという伝説的なサーキットを走れるだけでも、本当に名誉なことだ。ここではいろんないい思い出があるが、優勝した2002年と2004年のレースは特に忘れられない。週末の雰囲気も、奮い立たせるようなものがある。そして長い歴史の中で繰り広げられてきた多くの名勝負を、肌で実感することができる。ここは全17戦中最速のコースで、ストレートでは時速340kmに達する。だからエンジンパワーは、特に重要になる。最も低いダウンフォースのマシンで、いかに安定したブレーキングをするか。そして縁石にうまく乗ることも、タイムを削るために重要なポイントだ。先週のモンツァテストでは、今回のレースに向けたセッティングとタイヤ評価に専念した。ある程度いいタイムも出せたし、マシンの反応も悪くない。週末のレースが、待ち遠しい」