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ホンダF1甘口コラム 第5戦スペインGP編:アップデート効果でフェラーリと互角の戦いに持ち込めたレッドブル

2019年5月20日

 スペインGPでパフォーマンスを向上させていたのは、レッドブルだけではない。ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するもうひとつのチームであるトロロッソも好調な走りを披露していた。予選ではダニール・クビアトが2戦連続でQ3に進出。チームメートのアレクサンダー・アルボンはわずかに及ばずQ2どまりだったが、予選12位(スタートは11番手)という結果は第2戦バーレーンGPと同じ自己ベストタイだった。

 レースでもトロロッソの2台は1周目からポイント圏内を走行。セーフティーカーが導入された際のピットストップ作業で遅れが生じていなければ、2台そろって入賞することは確実だった。そうなっていれば、ホンダは復帰後、初の4台入賞を飾ることができていた。

RedBull

 成績だけではない。スペインGPではあらためてホンダの戦い方が高く評価された。それは第4戦アゼルバイジャンGPでスペック2のエンジンを投入していたことだ。

 アゼルバイジャンGPでのスペック2投入は、年間21戦を3基でまかなうというレギュレーションを考量すると、やや早すぎる決定だったことは否めない。しかし、今回、金曜日のフリー走行でフェルスタッペンのパワーユニットがオイル漏れを引き起こして、PU交換を余儀なくされていた。もし、スペック2エンジンの投入を7戦目のカナダGP以降に予定していたら、スペインGPではフェルスタッペンは再びスペック1のエンジンを使用するしかなかった。

 トラブルが起きたこと自体は決してプラスとなる材料ではないが、レースでエンジンにトラブルを起きることは十分に考えられることであり、それを想定してうえで、シーズンを戦うだけの余裕が、いまのホンダは持ったているという点を評価したい。

 またホンダのスペック2は信頼性向上を目的としたスペックだが、パワーも若干上がった仕様となっている。スペインGPの予選Q2では8番手のクビアトから11番手のランド・ノリス(マクラーレン)まで0.095秒しか差がなかった。ますます激しくなっている中団争いでホンダのスペック2がトロロッソの快走を後押ししていることも評価したい。

(Masahiro Owari)





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