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トロロッソ・ホンダ甘口コラム:ハンガリーGPでアドバンテージとなったホンダPUのドライバビリティ

2018年8月6日

「そうなると、よりドライバビリティが大切になります。ドライコンディションではコーナーを立ち上がってアクセルを踏み始めてから全開になるまでの時間が0.5秒だったとしたら、ウエットでは路面のグリップ力も低いので、2秒とか3秒かかるからです」

 ドライバビリティの改善は、シーズンオフの間にHRD Sakura(栃木県にある本田技術研究所)側で行われた開発で、かなり改善されていたと湊谷エンジニアは語る。

「低い回転数と、低い燃料流量のエリアでのマッピングの精度が上がりました。だから、現場ではほとんど何もしていません」

 もう一つ、ウエットコンディションとなったハンガリーGPの予選で、トロロッソ・ホンダの2台がQ3へ進出できた理由がある。それはエネルギーマネージメントの対応力だ。

 現在のレギュレーションでは1周で使えるエネルギーは4MJと決まっているため、ドライコンディションで予選が行われる場合は、それを1周で使い切るように設定されている。もしも、1セットのタイヤで2回アタックしたければ、1周のチャージラップを間にはさんで、エネルギーを蓄えた後に、再度アタックを行う。

 ところが、雨が降ると路面の状況が刻々と変わるため、ドライバーは2周連続でアタックしたい。さらに、ウエットコンディションになると全開時間が短くなるため、4MJを1周で使い切れなくなる。ハンガロリンクは1周が短いため、エネルギーマネージメントをうまく調整すれば、2周連続が可能だった。

 湊谷エンジニアは、ハンガリーGPの予選に向けて、エネルギーマネージメントの準備も、うまくいったと語る。

「今回のハンガリーGPの予選のQ2とQ3がそうでした。ドライバーとチームと相談しながら、エネマネ(エネルギーマネージメント)モードをいろいろ調整してもらいながらアタックしてもらいました」

 HRD Sakuraと現場、そしてホンダとトロロッソ、そしてドライバーが、一体となってつかんだ2台そろってのQ3進出だった。

(Masahiro Owari)





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