トップチームを超えたフォース・インディアの周回力【今宮純のザ・ショウダウン】
2017年7月7日
6位トロロッソと7位ウイリアムズはわずか4周差。前者はダニール・クビアトにばかりトラブルが多発し、後者は新人ランス・ストロールが序盤戦にリタイアを重ねてそれらが響いた。でもいいレースを見せてくれている。
注目すべきは8位ルノーと最下位レッドブル。いうまでもなくメーカーチームであるルノーと、TAGホイヤーPU名称でも事実上ルノーワークスのレッドブルが、そろって下位に。
フォース・インディアとは“271周差”のレッドブル、これは何レース分に相当するギャップだ。特に目立つのはマックス・フェルスタッペンの完走率5割、いやリタイア率5割の低さ。
昨年ダニエル・リカルドは8戦時点で完走率100%、フェルスタッペン&クビアトも75%だったのだから著しい信頼性低下だ。それでも現在ランク3位、『動いていれば速い』シャシー戦力とふたりのドライバー力に負うところが大きい。
XPB Images
716周できたマクラーレンは最下位を免れた。これも印象とはやや異なる結果かもしれない。バーレーンGPでストフェル・バンド―ン、ロシアGPではフェルナンド・アロンソがスタートできずにふたりは2戦“110周”を棒に振った。それでもルノーPU勢の間の9位に割り込む結果事実は、過大評価はできないが過小評価もできないと思っている。
確かにフリー走行でホンダPUの不具合が続き、またPUコンポーネントの相次ぐペナルティ交換もネガティブ・ファクターだ。それでも決勝本番でなんとか戦いぬこうというモティベーションをアロンソ、バンドーン、ジェンソン・バトンは示してきた。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |