ホンダ密着:バトンのスペック3.0のPUに水圧トラブル、土日用のパワーユニットを急きょ前倒しへ
2016年11月26日
しかし、フリー走行1回目にいきなり、バトンのパワーユニットにトラブルが発生した。
「冷却系の水圧が少し落ちたので、無線でピットインを指示しました。ただ、どこから水漏れしているのか、確認ができなかった。もしかすると、気温が高くてエアが抜けただけかもしれなかったんですけど、そのまま使い続けるのは心配だったので、金曜日エンジンを早めに下ろして、レース用に積み替えて、フリー走行2回目に臨みました」
この問題は、前回のブラジルGPでフェルナンド・アロンソのパワーユニットにも発生しており、そのときも問題を起こしたのは金曜日エンジンで、スペックは3.0だった。その後、アロンソは水漏れの対策が施されているアップデートされたスペック3.5のパワーユニットに交換して、土日をトラブルフリーで走りきった。
今回、バトンの水圧低下がアロンソと同じように水漏れであるかどうかはまだ確認がとれていないが、ホンダとしては「フリー走行2回目が開始して、すぐまた止まってしまったら大変」ということで、土日用のパワーユニットを前倒しで、フリー走行2回目から投入した。
フリー走行2回目をトラブルフリーで走りきったバトンは、初日12番手発進とまずまずのスタートきった。そのバトンの区切りのレースに向けて、長谷川総責任者はこんな抱負を贈った。
「優勝してほしいとまでは言いませんが、少なくともきちんとポイントを獲得して、ジェンソンが満足できるレースをして、有終の美を飾ってほしい。ただ、ちょっとだけ、後悔を残して、戻ってきてほしいという気持ちもありますが……」
(Text : Masahiro Owari)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |