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F1スペインGP FP1:ボッタスがトップタイム、ガスリーは10番手もハートレーは苦戦
2018年5月11日
ヨーロッパラウンド初戦となるスペインGPは、例年多くのチームが大幅アップデートを投入する。今年も例外ではなく、中でも最も人目を引いたのがレッドブルとマクラーレンだった。レッドブルはバージボード周りに何枚ものフラップを追加する大改造。
一方マクラーレンはノーズ先端に3つの穴を空け、左右の側面には長いスリットを入れたユニークなデザインを投入した。他にもフェラーリはミラーをハロに設置し、その上部にフェアリングを施して完全に空力パーツとして扱っている。一方トロロッソは、大幅アップデートは次戦以降に持ち越すとしている。
スペインGP初日は快晴。しかしFP1開始時の午前11時で気温20℃、路面温度30度と、例年より涼し目のコンディションだ。ウイリアムズはセルゲイ・シロトキンに代わって、ロバート・クビカがFW41を走らせる。F1での公式セッション参加は、2010年最終戦アブダビGP以来のことだ。
開始後24分、セバスチャン・ベッテルとバルテリ・ボッタスが立て続けにターン13、ターン10でスピン。しかしダメージもなく、すぐに走行を再開した。さらにブレンドン・ハートレー、ロマン・グロージャンが同じターン4でグラベルに飛び出して行く。グロージャンは次の周ではターン7でもコースオフしており、路面グリップの低さと時おり吹く強い風に翻弄されている印象だ。
そして開始後35分には、ダニエル・リカルドもターン4を飛び出し、止まり切れずにタイヤバリアに真っすぐ突っ込んでしまう。この時点ではボッタス、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢だけが、1分18秒台でトップ1−2を形成。
去年ハミルトンが出したポールタイム1分19秒149を、すでに超える速さだ。供給タイヤがミディアム、ソフト、スーパーソフトと1段階ずつ柔らかいのに加え、路面が全面最舗装されてグリップが上がったことが大きいようだ。すでに冬のバルセロナテストでも、総合最速だったベッテルは1分17秒182を出している。
11時59分、クビカがターン13の立ち上がりでスピン。こちらはすぐに走り始めたが、直後のターン5でランス・ストロールが真っすぐバリアまで飛び出し、マシンに大きなダメージはなかったものの、そのまま止まってしまった。
事故処理で出ていたVSCが解除されたあと、ボッタスが自己ベストをコンマ7秒以上更新。ハミルトンにコンマ8秒以上の大差を付けて、FP1を終了した。3番手はベッテル。ほぼコンマ2秒差ずつでマックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネンが続き、トップから1秒7落ちながらフェルナンド・アロンソが5番手に付けた。
トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが10番手、ハートレーはチームメイトからコンマ9秒落ちの18番手。前戦アゼルバイジャンGPで6位入賞を果たしたシャルル・ルクレールが、12番手と勢いに乗っている。
ところがルクレールはセッション終盤、メインストレートのライン上を堂々とスロー走行しているケビン・マグヌッセンに遭遇。バクーの反省も感じられない相変わらずのマグヌッセンの行為に、半ば切れかかっていた。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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