グロージャン跳ね馬への移籍は2018年に期待。ボッタスへの接触は「一切なし」
2016年7月9日
ロマン・グロージャンは、フェラーリがキミ・ライコネンとの契約を延長したのは「良いこと」であり、これで自分も2017年はハースとともに戦い、さらに多くの収穫を得ることに専念できると語った。
グロージャンは、フェラーリがライコネンの放出を決めた場合には、その公認の有力候補のひとりと考えられていた。また、昨年彼がハースと契約した際にも、将来フェラーリへ移籍するための布石になるかもしれないと囁かれていた。
イギリスGPの週末、金曜の朝にライコネンの契約更新が発表されたことで、ショックを受けたかとの質問に対し、グロージャンは「それほどでもないよ。これで僕は来年も同じユニフォームを着ることになる」と答えた。
「良いことだよ。キミにとっては待ち望んでいた発表だ。ベストチームのひとつであり、自分でもそこに居たいと思うチームに残れるのだから、キミには『良かったね」と言いたい」
「キミの残留が決まって、フェラーリについてはドライバー市場も閉じられたことになる。ワールドチャンピオンになれる可能性があるチームへ行きたいのは誰でも同じだけど、僕はハースでとても居心地が良いと感じている。このチームでやれることは、まだたくさんあるし、いつかハースをポディウムに上げたいと思っているんだ」
「それに加えて、NASCARにも挑戦してみたいしね。このチームに留まれば、来年はそのチャンスがあるかもしれない」
そのいっぽうで、グロージャンは2018年にはフェラーリでドライブできる可能性があると考えれば、それもまたエキサイティングだと認めている。
「そうなれば、うれしいね。まだ少し先の話になるけど、僕としてはワールドチャンピオンになりたい、ビッグチームでドライブしたいという気持ちを隠したことはない。だが、僕はハースがとても良いチームであることに気付いたし、彼らとすばらしい仕事ができると思っている」
「新チームのデビューという経験に参加できたことを誇りに思うよ。そして、来年はさらに多くの人を驚かせることができると確信している」
また、2015年夏にフェラーリ入りが噂されたバルテリ・ボッタスも、ライコネンの残留決定が自分のキャリアに影響を及ぼすことはないと語った。彼によると、フェラーリからの接触は「一切なかった」という。
「フェラーリは彼らが正しいと思う判断をした。キミにとっては良いことだね。現時点で僕はウイリアムズのドライバーなのだから、フェラーリが何を決めようと、僕に影響が及ぶことはない」
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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