最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
GP topic:待ち望まれている、ホンダのトークン使用パワーユニット登場のタイミング
2016年5月21日
F1スペインGP後に行われたインシーズンテストで、ルノーがトークンを使用した新スペックのパワーユニットをテストした。そのパフォーマンスは、あれほど辛口だったレッドブルが「モナコGPから使いたい」と絶賛するほど向上しているようだ。
ルノーのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは「新スペックを投入するのは、予定どおりカナダGPから」と語っていたが、インシーズンテスト終了後には「モナコGPから、ルノーF1チームとレッドブルに1基ずつ最新スペックが供給される」との噂も出ている。
すでにルノーは第2戦バーレーンGPで1トークンを使用、最新スペックで数トークン使用していることは間違いない。ロシアGPではフェラーリが3トークンを使用。メルセデス勢もロシアGPで2トークン使用したスペックをユーザー全チームに供給。スペインGPではフェラーリのカスタマーであるザウバーとハースが1戦遅れで最新バージョンを手にしている。
これでアップデート仕様のパワーユニットを使用していないのは、フェラーリの昨年型パワーユニットを使っているトロロッソと、シーズン中まだトークンを使用していないホンダだけとなった。
スペインGPのレース後、地元ジャーナリストは「ホンダが、いつトークンを使うのか」を気にしていた。その件についてホンダは明確に答えていないが、筆者はオーストリアGP以降の可能性が高いと予測している。理由は次のとおりだ。
1:長谷川祐介ホンダF1総責任者はスペインGPで「トークン使用に関しては、まだ決まっていないが、少なくともモナコではない」と明言している。
2:バーレーンGPからスペインGPまで4戦連続で2基目のパワーユニットを使い続けたフェルナンド・アロンソは、モナコGPで3基目を投入する予定となっている。
3:長谷川総責任者は以前から「トークンを使用するなら、パワーユニットを新しくするタイミングで入れたい」と語っている。
これらを総合すると、ホンダのトークン使用バージョンが投入されるタイミングは、モナコGPで3基目を入れた直後のカナダGPではなく、アロンソが4基目を入れるタイミングとなるであろう第9戦オーストリアGP以降となるのではないか。
ただし、カナダGPから投入してくる可能性もある。ジェンソン・バトンはバーレーンGPでパワーユニットにトラブルが発生、中国GPから2基目を使用し続けている。そうなると次のモナコGPで、おそらく4レース分を走りきることになる。その場合、カナダから新スペックを投入すれば、バトンにとっては良いタイミングとなるが、それには問題もある。
マクラーレンの車体は空気抵抗が大きいことを考えると、せっかく新スペックを投入しても、ストレートが長いカナダGPでは結果に結びつかない可能性も高い。いろいろな要素を考慮すると、やはりオーストリアGPかイギリスGPあたりが有力なのではないか。
また、長谷川氏は英AUTOSPORTの取材に答えて「我々は開発を続けており、来週にでもアップデートを披露することはできる。だが、小さなアップデートのためにトークンを無駄にしたくない。モナコかカナダでは何かしら新しいものを紹介したいところだが、まだ何も決まっていない」とも語っている。次のアップデートにはトークンが使われるのかどうか、詳細は不明だ。
スペインGPではトークン使用について、次のように語っていた。
「そろそろ入れたいが、できれば効果的に使いたい。(開発中のパワーユニットの)成果を、きちんと確認したた上で、ご報告できるタイミングが来れば、ご報告したい」
(Text : Masahiro Owari)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |