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GP2:16番グリッドからチェコットが逆転勝利
2014年5月11日
GP2第2戦スペインでの決勝1は波乱の幕開けとなった。
まずはスタートでPPのステファン・リチェルミを含む4台がストール。レースは再スタートとなり、リチェルミ、予選10位のストフェル・バンドーン、予選21位のファク・レガリア、そしてなんと、予選23位の伊沢拓也もストールしてピットスタートとなってしまう。
再スタートでは2番グリッドのジョリオン・パーマーに続き、3番グリッドのステファノ・コレッティ、6番グリッドのミッチー・エバンスの3台が併走する形で1コーナーへ。パーマーのインを突いて1コーナーに侵入したエバンスと、パーマーのアウトからオーバーテイクを狙ったコレッティが接触して、コレッティの右リヤタイヤがバースト。コレッティはピットインを余儀なくされて戦列を離れる。
結局、真ん中のポジションをとっていたパーマーが1コーナーを制して、その後にフェリペ・ナスール、ミッチー・エバンスと続いたが、中団争いでは2コーナーでラファエル・マルチェッロとダニエル・アプトが接触。コース上でマシンがお見合いする形でストップして、いきなりセーフティカー導入となった。
4周目からリスタートしたが、6周目にはタイヤ交換の義務を果たすために、ソフトのオプションタイヤでスタートした上位陣が次々とピットイン。トップのパーマー、そしてナスール、シングルまで順位を上げた佐藤公哉もピットインを行った。
しかし、佐藤公哉はこのピットストップで速度違反のペナルティを受けることになってしまい、実質、最後尾まで後退。勝負権を完全に失ってしまった。硬めのプライムタイヤでスタートした伊沢はチームメイトのバンドーンに続いてこの時点で19位まで順位を上げ、得意のタイヤマネジメントで後半での勝負に懸ける。
36周レースの7周目から10周目にかけて、軟らかめのオプションタイヤでスタートした10台がピットインしてタイヤを交換。残る10台がプライムタイヤでピットタイミングを後半に定め、2つのグループが分かれる形でレースは展開していく。
レース中盤の19周目には2番手を走行していたトム・ディールマンのエンジンカウルが開きかけてオレンジボール旗が提示され、1ピット勢で6番手を走行してたアレクサンダー・ロッシがトラブルでマシンを止め、ピットアウトしたダニール・デ・ヨングの左リヤタイヤが外れるなど、序々にサバイバルの様相に。
そして25周目を迎え、残り10周となったところで後半勝負のノーピット勢が次々にタイヤ交換。28周目にはすでにピットを終えていた1ピット陣営トップのパーマーと、ノーピット陣営トップでタイヤ交換を終えたばかりのジョニー・チェコットがトップ争い。結局、タイヤのグリップに優れたチェコットがシケインの進入でトップのパーマーのインを突いて首位を奪うと、そのまま危なげなくトップチェッカー。予選16番手からの優勝に「アメージング!」の言葉を表彰台のインタビューで連発した。
2位にはパーマー、3位にはF1のFP1を走行したナスールが入り、表彰台下にはウイリアムズのスタッフが祝福。フランク・ウイリアムズも訪れ、ナスールを讃えた。後半勝負に出た伊沢はピットインのタイヤ交換後に、まさかのストール。今回のレースではスタート方法を改善して臨んでいただけに、スタートとピットスタート、1レースで2度のストールは悔しい結果。明日の決勝2までにどのような改善をするかが問われることになった。
(F1速報)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |