ウイリアムズF1チームのニコ・ロズベルグは、ブラジルGPではルイス・ハミルトンに優勝してもらい、2007年のドライバーズタイトルを獲ってほしいと語った。
2007年最終戦を前に、ロズベルグは最終戦までタイトル争いが演じられるのはF1にとっていいことだと語る一方、ハミルトンの今年の活躍はチャンピオンに十二分にふさわしいとしている。GP2時代、ハミルトンと接戦を繰り広げたロズベルグは次のように語った。「最終戦でタイトルをかけて三つ巴の戦いを繰り広げるのはF1にとっていいことだ。めったに起こらないことだからね。個人的には、ルイスに勝ってほしい。チャンピオンにふさわしい男だからね」
自身について今週末のレースにおける目標を尋ねられると、ロズベルグは、日本と中国でポイントを獲り損ねたので、最終戦はうまく走ってポイントランキング9位の座を固めたいと語った。「インテルラゴスは素晴らしいサーキットだ。レースを楽しみにしている。ここはとてもクールなトラック。様々なコーナーがあり、路面はフラットではない。ここ2レースは難しいレースとなった。いい成績を残して最終戦を終え、ドライバーズ選手権のいまのポジションを確実にしたい」
ウイリアムズのテクニカルディレクター、サム・マイケルも、チームがコンストラクターズ選手権でわずか4ポイントで背後に迫るレッドブルを振り切り、4位の座を固めるべく、ロズベルグの好成績を期待していると語った。
アレックス・ブルツが引退し、テストドライバーの中嶋一貴が後を受けてステアリングを握るブラジルGPでは、ロズベルグがウイリアムズの期待は一身に背負うだろう。彼がレッドブルのデイビッド・クルサードとマーク・ウェーバーたちを相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか、楽しみにしてるようだ。
「ブラジル戦が2007年シーズン最後のレースだから、ハードにプッシュして、コンストラクターズ選手権のポイントを獲得したいね。様々な要因が災いして、2戦連続でポイントが獲れなかった。でも、ブラジルでは流れが変わることを期待している」