F1でダブルチャンピオンを獲得したルノーのV10エンジンは、上海インターナショナル・サーキットが最後の舞台となると見られていたが、12月に行われるレース・オブ・チャンピオンズで最後にもう一度活躍することになった。ルノーが、同イベントとパートナーシップ契約を結んだためだ。

　レース・オブ・チャンピオンズと開催地スタッド・ド・フランス（フランス・スタジアム）の歴史上初めて、F1チャンピオンチームが姿を現すことになる。12月3日に開催されるレース・オブ・チャンピオンズで、フェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケラがR25をドライブして、そのV10エンジンがもう一度活躍の機会を得ることになった。
　このパフォーマンスは、ルノーが結んだ契約の一部であり、ルノーの新車メガーヌ・トロフィーもレース・オブ・チャンピオンズのラインナップの一角を占めることになる。出場するドライバーたちは、ふだんと少し違って、2車線の8の字コースで一対一の対決を繰り広げることになる。
「私たちは、レース・オブ・チャンピオンズ2005のパートナーとなったことを誇りに思っている。F1チームがワールドチャンピオンを獲得し、ワールドシリーズbyルノーと共にメガーヌ・トロフィーが成功を収めたことで、今年を締めくくるには実に素晴らしい形となりそうだ」とF1チーム代表のパトリック・フォールは語った。「一般の方々や、このイベントに関係するルノーの従業員やディーラーのネットワークにも、素晴らしいショーを見てもらえるだろう。そして、現チャンピオン・オブ・チャンピオンのヘイキ・コバライネンが、ルノーのドライバー育成プログラムを通してルノー・ファミリーの一員であることも忘れないでほしい」

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