オランダ人ドライバー、ニッキー・パストレリは、先週バルセロナにおいて、ごく短時間ながらジョーダンチームのテストに参加した。これにより、パストレリはデリック・ウォーカーからチャンプカーに出場するのではなく、ジョーダンに加わる可能性が出てきた。
ユーロ3000のチャンピオン、パストレリは金曜日、バルセロナのカタルニア・サーキットにおいて、ジョーダンのレースドライバーの2人、ティアゴ・モンテイロとナレイン・カーティケヤンと合流した。2人のペースの7秒落ちのラップタイムではあったが、ジョーダンでの仕事に興味を抱いている。
「この時期にニッキーにテストのオファーをもらえてジョーダンにとても感謝している」パストレリのマネージャーはそう語っている。「テストは良好に終了し、我々はジョーダンの決定を待っているところだ。その決定は数日のうちになされるだろうと期待している」
テストを行うことは突然決定したため、パストレリは急遽カーティケヤンのヘルメットを借りて29周を走り1分24秒731のベストタイムを記録した。
「ジョーダンが今日、テスト機会を与えてくれてとてもエキサイトしている」とマネージャーのマンフレディ・ラベットはコメントしている。「特にニッキーに信頼を寄せてくれたコリン・コレスとクリスチャン・ゲイストドーファーには感謝したい。我々は元々ミーティングのためにバルセロナを訪れたので、テストドライブに参加することを予想していなかった。ニッキーにヘルメットを貸してくれたナレイン・カーティケヤンにも特別にお礼を言いたい」
しかし、チームと契約の話はあるものの、いまだ可能性の段階であり、ラベットはまだ光明を見出してはいない。
「ジョーダンにおけるニッキーの役割についてはいろいろな話が飛び交っていることは知っている」とラベット。「しかし重ねて言うが、我々はジョーダンの決定を待ちたい」