17日(木)、カタルニアサーキットで行われたF1合同テスト3日目、マクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサが2日間トップに立っていたルノーを破り、トップタイムをマークした。
デ・ラ・ロサはMP4−20を駆り112周を走行、ベストタイムは1分14秒542。前日に再舗装後のコースレコード、1分14秒408を叩き出しトップに立ったルノーのジャンカルロ・フィジケラは2番手で、デ・ラ・ロサに約100分の6秒届かなかった。
デ・ラ・ロサはおもに開幕戦オーストリアGPに向けたマシン調整に終始していた。マクラーレンは、レースウイークエンドにマシンをセットアップする機材を持ち込んでおり、通常のテストというよりは本番に近い様子であった。
フィジケラは、6番手につけた僚友のフェルナンド・アロンソ同様、午前中にレース距離を走破し、午後からはタイヤコンパウンドの評価を行った。
3番手、4番手はフェラーリの2台。ルーベンス・バリチェロがおよそコンマ3秒、チームメイトのミハエル・シューマッハーを上回った。彼らのタイムからF2004Mが昨年のF2004と同じくらいコンペティティブであろうことが見て取れる。前日同様、耐久テストをシューマッハーが行い、セットアップおよびブリヂストンのタイヤテストをバリチェロが担当していた。
レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエンが5番手。RB1が期待できるマシンであると示しているようだ。僚友のデイビッド・クルサード、ビタントニオ・リウッツィがそれぞれ7番手、9番手。8番手はウイリアムズBMWのニック・ハイドフェルド。僚友のアントニオ・ピッツォニアが10番手に入った。
トヨタTF105を駆るラルフ・シューマッハーは1分16秒281で11番手。ジョーダンのナレイン・カーティケヤン、ティアゴ・モンテイロは12番手、13番手だった。しかしジョーダンは、1日目が1分20秒台、2日目が1分19秒台、3日目は1分17秒台と、順調な向上ぶりを見せている。
BARホンダはバレンシアでテストを行っている。
18日にもテストは続けられるが、マクラーレン、ウイリアムズ、フェラーリは、この日でテストプログラムを終了している。
Barcelona(2/17)
Leading times
1.
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'14.542
112Laps
2.
Gianarlo Fisichella
Renault-Renault
1'14.608
121Laps
3.
Rubens Barrichello
Ferrari-Ferrari
1'14.641
111Laps
#*
4.
Michael Schumacher
Ferrari-Ferrari
1'14.920
78Laps
#*
5.
Christian Klien
Red Bull-Cosworth
1'14.982
46Laps
6.
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'15.021
104Laps
7.
David Coulthard
Red Bull-Cosworth
1'15.094
76Laps
8.
Nick Heidfeld
Williams-BMW
1'15.578
78Laps
9.
Vitantonio Liuzzi
Red Bull-Cosworth
1'15.656
82Laps
10.
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'15.794
99Laps
11.
Ralf Schumacher
Toyota-Toyota
1'16.281
82Laps
12.
Narain Karthikeyan
Jordan-Toyota
1'17.589
74Laps
#
13.
Tiago Monteiro
Jordan-Toyota
1'18.372
43Laps
#
#:Bridgestone
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*:2004car
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