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F1イギリスGP木曜会見:急遽ひとりで会見に臨んだストロール「僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだった」
2020年7月31日
イギリスGPの木曜会見も開幕3戦と同様、全ドライバーがチームごとに2名ずつ出席して行われるというスタイルの中で進められたが、1チームだけひとりしか出席しなかったチームがある。レーシングポイントだ。既報の通り、セルジオ・ペレスがCovid-19の検査を受け、陽性の疑いが出ていたからだ。
この段階ではまだペレスの陽性は確定しておらず、再検査を受けることになっていたが、ペレスとペレスを担当するチームメンバーも自己隔離に入り、シルバーストンを訪れず、保健機関のガイドラインに従い、再検査を行うことになっていたからだ。
ウイリアムズ、ハース、アルファロメオに続いて行われたレーシングポイントの記者会見では、冒頭に司会者からこんなアナウンスがあった。
「残念ながら、チェコ(ペレスの愛称)・ペレスがCovid-19の検査を受け、陽性の疑いが出たたけ、現在は自己隔離を行っており、再検査の結果を待っているため、この会見はランス(・ストロール)だけのセッションとなります」
ペレスの自己隔離がいかに急だったかは、レーシングポイントへの最初の質問がふたりのドライバーに向けられていたことでもわかる。木曜日の会見も含め、サーキットで行われる記者会見はすべてWEB会議システムを利用したリモートで行われている。
これは自宅や母国の仕事場からの取材を余儀なくされている大多数のメディアだけでなく、現地で取材活動している限られたメンバーも同様だ。現地で取材しているメンバーは、記者会見場とオンラインで結ばれているが、サーキットに来ていないメディアからの質問は事前にビデオレターやEメールをFIAに送り、FIAが選ぶことになっている。その締切がグランプリ開幕2日前のお昼。つまり、今回のイギリスGPの場合は現地時間の7月29日(水)のお昼だった。
したがって、現場に参加できなかったメディアは、その段階で木曜日の会見にペレスが不参加となることは知る由もなく、最初の質問がふたりのドライバーに向けられたビデオレターをFIAもそのまま流すしかなかった。
その質問は「今年のレーシングポイントは予選ではものすごく速いが、レースではそれほどもないように思えるが、それは予選で使用できるエンジンモードが、レースではあまり使用できないからなのか?」というものだった。
これに対して、ストロールは「それは関係ない」と否定して、こう続けた。
「開幕2戦は僕らはレースでも速かった。ハンガリーGPはレースが雨がらみとなったために、僕たちはその速さを十分に発揮できなかった。僕たちはレース中に雨が降るという予測の下でレース戦略を立てていたしね」
司会者が「シルバーストンでもレッドブル・ホンダと勝負できる自信はありますか?」と尋ねると、ストロールはこう即答した。
「ハンガリーGPでも僕たちは予選とレースを通してレッドブルより速かった。さっきも言ったように、ハンガリーGPは日曜日のコンディションが変わったために、ああいう結果になったけど、僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだ」
■グロージャン「誰も同じことをしていなくてびっくりしたよ」
レーシングポイントの前に行われたハースの会見では、ハンガリーGPでのペナルティについての質問が。スタート前のフォーメーションラップでレースエンジニアと無線で交信していたことがレギュレーション違反となり、タイムペナルティを科せられたからだ。
その決定をデンマークに帰国後、知ったというマグヌッセンは、フォーメーションラップ中の会話がレギュレーションに引っかかるとは思っていなかったと言い、こう続けた。
「もちろん、フォーメーションラップにレースエンジニアと技術的な会話をすることは違反になることは知っていた。でも、それはバーンアウトをどうするのかなどのレーススタート手順についての会話であって、ピットインするかどうかというものは含まれていないと思っていた。だって、ピットインするかどうかという会話はドライバー・エイド(ドライバーを技術的に助ける機能)には当たらないからね。だから、今後はこの部分におけるレギュレーションを、もう少し明確にしておいたほうがいいと思う」
じつは、ハンガリーGPでペナルティを受けたのはマグヌッセンだけではなかった。チームメートのロマン・グロージャンも同様に10秒のタイムペナルティを科せられた。そこで、「今後もし、同じような状況となったら、同じことをするか?」と問われたグロージャンは断言した。
「1000%、同じことをする。あれは正しい決定だった。だから、むしろ、ほかのチームがだれも行わなかったことにビックリしたよ」
9位でチェッカーフラッグを受けたマグヌッセンは、10秒のタイムペナルティを科せられたが、ポジションを1つ失っただけで、10位入賞。あのフォーメーションラップでのピットインの指示は、10秒以上の価値のある“マジックコール”だったからだ。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |