ドイツＧＰ後の楽しい夏休みもいよいよ終わる時がきた。今週末、ミシュランとそのパートナーの５チームはハンガリーＧＰの開催地、ハンガロリンクを訪れる。首都ブダペストから車でわずかな距離にあるサーキットだ。
　このところの好調の波をぜひ維持したいミシュラン。同社モータースポーツディレクターのピエール・デュパスキエは、ミシュラン勢がトップ６を独占した先のドイツＧＰの結果に喜びを隠さない。
「３つのパートナーチームから３人のドライバーが表彰台を占めるのを見られてとても喜ばしく、また全てのミシュランユーザーそれぞれの見事な走りに励まされる想いがした」とデュパスキエ。
「ファン−パブロ・モントーヤはウイリアムズＢＭＷで、ライバル勢に１分以上の差をつけてゴールという忘れがたい圧倒的な戦いぶりを見せてくれた。またマクラーレン・メルセデスのスター、デイビッド・クルサードは印象的な走りでバトルを展開しながら２位に入った。ヤルノ・トゥルーリはルノーで３位につけ、さらに忘れられないのはトヨタが、短いＦ１キャリア中もっとも輝かしいリザルトを挙げ両ドライバーがポイントを獲得したことだ」「皮肉屋はきっと、我々の最大のライバルであるミハエル・シューマッハーが６３周目まで２位にいたことを指摘したがるだろうが、あれは走りの差というより抜け目ない戦略によるものだ。その証拠にレースでトップ６人はミハエルより速いタイムを出していたんだ」
　ではブダペストをどう予想するのだろうか？　「サーキットのレイアウトが手直しされたし、路面の一部が再舗装された。こうした変更点が驚くような出来事につながるかもしれない」

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