3週間のインターバルを経てハンガリーGPに臨むフェラーリチーム。ドライバーズ&コンストタークターズ争いにおいて現在トップのフェラーリだが、2位以下との差はわずかであり、ぜひともこのレースでリードを広げておきたいところだ。
ナンバー1ドライバーのミハエル・シューマッハーは、ハンガリーGPでいい結果を出せるという自信を持っているようだ。
「ここ数年、僕らはブダペストではいつも前向きなリザルトを残せている」と5度のチャンピオン。「2001年はここで勝ってドライバーズ選手権を決め、ルーベンス(バリチェロ)の援助もあってコンストラクターズのタイトルも持ち帰ることができた。ダブル選手権制覇を再度成し遂げた昨年は、ここでルーベンスが勝ってチームのタイトル獲りを祝うことになった。今年のレースも僕らのものになるとしか思えないだろう?」
ハンガロリンク・サーキットには2〜3の改修が施され、オーバーテイクが楽になったかもしれないが、これについてシューマッハーはこう語る。「大きな影響のある改修だったのかどうかは金曜に走ってみるまでは分からない。ハンガリーGPは戦略が重要な鍵になるレースだが、これはフェラーリの得意とするところで、この分野で特に強味を発揮できることはすでに実証済みだ」
テスト禁止期間のためにトラックでの試走が必要な改善は進められなかったものの、これによりミハエルの自信が揺らぐことはない。「F2003−GAは、大幅な空力の変更を別にすれホッケンハイムで使ったのと同じものになるが、それが不安材料になることはまったくない。選手権争いも接近しているし、勝つために全力を尽くしたい。僕自身は、2〜3日の休暇のおかげでとてもリラックスした気分。早くレースに戻りたいし、僕のフェラーリのコクピットに戻るのが待ちきれないくらいだ」