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[TOYOTA]中嶋一貴「自分の思い通りに活動の出来た一年だった」

2007年10月31日

 10月30日(火)、東京・文京区のトヨタ自動車(株)東京本社で、F1最終戦ブラジルGPにウィリアムズF1チームから出場し、10位フィニッシュを果たしたTDPドライバー中嶋一貴の記者会見が行われた。
 中嶋一貴は2007年シーズン、GP2シリーズでルーキー最上位となる5位という好成績を残す一方、ウィリアムズF1チームのテストドライバーをつとめ、またF1ブラジルGPにおいてレースデビューを果たした。
 会場には、中嶋一貴を見守ってきたトヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美と母校であるフォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)校長 関谷正徳も同席し、中嶋一貴の成長について語った。

中嶋一貴
TDPドライバー
「TDPドライバーとして初めてF1ドライバーになれたことは本当に名誉だと思っており、トヨタとウィリアムズに感謝したい。ブラジルGPについては、初めてのレースということで勿論緊張はしたが、プレッシャーは余り感じなかった。緊張のせいもあり、予選でミスを犯してしまったが、自分では上手く行ったところと、課題として残ったところと半々だったと評価している。経験して初めて分かることも多く、自分の中で、確実に手応えの掴めたレースだった」
「今年はGP2シリーズ参戦と、F1のテストとで忙しかったが、得るものは多かった。一年を通して今までに無い経験が出来た。ヨーロッパでレースを戦って2年目となるが、GP2では、特に予選では安定した結果を残せたし、自分の思い通りに活動の出来た一年だった」
「F1ではシーズン当初からテストに参加させてもらい、トータル約7000km以上を走行出来、今年のレギュレーションを考えれば、かなり走行の機会を得られた。それをシーズンを通してGP2にも活かすことが出来、ブラジルGP出場のチャンスへと繋がったのだと思う。その点でも、しっかりと自分の仕事が達成出来た。来年のことは全くまだわからないが、実際にF1レースを戦って、評価は良くなった思うし、これでやっと来季に向けての土俵に上がれたかなという実感はある。チームがどのような決定をするのかは分からないが、人事を尽くして天命を待つ、という心境だ。今後のテストでもベストを尽くして頑張って行きたい」


林博美
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査
「TDPの担当者として、FTRS/TDPからF1ドライバーを輩出するということは悲願であったので、非常に嬉しく思っているが、これがゴールではない。これからもっと厳しい戦いの中でも、勝てるドライバーになって欲しいと思っている」
「GP2では、前半戦は初めて乗るカテゴリーへの慣れや、車体の大きさもあって苦戦もしたようだが、そんな中で、今まで余り見られなかったアグレッシブさが出てきて良かった。その頑張りが中盤の5戦連続表彰台に繋がったのだろう。そして、GP2最終戦で、シリーズチャンピオンのT.グロックと堂々と渡り合ってのポールポジション獲得は成長の賜物だと思う」
「ウィリアムズF1チームのテストドライバーとしては、もちろんF1カーを扱うのはそんなに簡単に行くわけはなく、最初はロングランや一発での速さに課題があったということで、心配していた。しかし、セットアップと開発の能力については非常に高いという評価を得た。また、彼の持って生まれた才能である、誰からも受け入れられる性格の良さでチームからは好意的に受け入れられた。そして、彼の頑張りもあり、6月のシルバーストーンテストでは、ロングランでの安定性も非常に向上し、走る機会の少ない予選シミュレーションの一発アタックは別として、信頼に足る能力を得たと評価されるまでに至った。そういう頑張りや、GP2での好成績もあって、最終戦ブラジルGPへの出場という判断になったと思う」
「ブラジルGPでは、皆さんご覧になった通り、良い面もあり、悪い面もあり、評価は別れると思うが、とにかくF1GPデビューを果たしたということで、我々にとっては非常に嬉しいことだ。しかし、先に申し上げた通り、これはゴールではない。更に先を目指して頑張って欲しい」
「来年のことについては、ウィリアムズF1チームの判断することであり、我々には分からない。この冬季オフシーズンもテストなどが行われるので、そういう評価も含めて、判断されるのだと思う。来年もテストドライバーだとすれば、引き続きGP2シリーズに参戦して、チャンピオンを目指してもらうことになるだろう。来年の中嶋選手の活躍にも、是非ご期待いただきたい」




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