F1第17戦ブラジルGPの最後となるフリー走行が行われ、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分11秒810のトップタイムをマークした。2番手にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手はキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。
土曜日午前11時(現地時間)から行われたフリー走行3回目の天候は昨日とは一変して快晴、気温27度、路面温度48度、湿度56%というコンディション。セッションが始まると全22台のマシンが徐々にコースイン。しかしいつものようにマシンと路面のチェック行うと全車一端ピットへと戻っていくという展開。その後暫くコース上にマシンは1台も現れずセッションは静かな出足となり、ハミルトンはコックピットから降りて談笑するといった余裕の表情だ。
開始9分になりトヨタとスパイカー勢の4台がフルラップの走行を行うと、その後序盤は16台がタイム計測を行いキミ・ライコネンの1分13秒011がトップ。2番手にはジャンカルロ・フィジケラが続いた。
セッション中盤に入るとフェラーリのもう1台フェリペ・マッサが好調な走りを見せ、開始24分に1分12秒802でトップに立ちフェラーリがワンツー。続けてルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソのマクラーレン勢も好タイムをマークしていくが、フェラーリ勢には届かずそれぞれ3番手、4番手止まり。その間マッサは、更にトップタイムを12秒653にまで更新していった。
終盤に入ってもフェラーリが速さを見せていきライコネンとマッサのみが1分11秒台のタイムをマークして、チームメイト同士のトップタイム争いが繰り広げられていった。最後のフリー走行もいよいよ残り5分を切ると、各マシンが徐々に再びコースへと向かい積極的に周回を重ねていく。するとハミルトンが1分11秒934のタイムを出すもマッサには及ばず2番手。その後もマッサのトップタイムが破られることはなく、セッションは終了した。
12時チェッカー。フリー走行3回目が終了し、トップは1分11秒810をマークしたマッサ。以下ハミルトン、ライコネン、マーク・ウェーバー、ヤルノ・トゥルーリ、ルーベンス・バリチェロ、ニック・ハイドフェルド、アロンソ、セバスチャン・ベッテル、ニコ・ロズベルグというトップ10だった。
ブラジルGP公式予選はこの後14時(日本時間午前1時)から行われる。