マクラーレン‐メルセデスは、KONI社と契約したことを発表した。この契約により2007年シーズンは、フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンが駆るマシンに同社のダンパーが用いられることになった。
この契約は長期間にわたるもので、オランダに本拠を置く同社が、ボーダフォン・マクラーレン‐メルセデス・チームにオフィシャルサプライヤーとしてレース用ダンパーを提供する。
マクラーレン・レーシングのマネージングディレクター、ジョナサン・ニールは、次のように述べている。
「KONIが我々の一流のオフィシャルサプライヤーグループに加わってくれることになり、喜んでいる。新世代のダンピング技術を我々のレースカーに導入するため、協力し合って作業を行う」
「我々は2006年のサンマリノGPからKONI社のダンパーを用い始め、我々とKONI社は協力し合ってFSDダンパーの開発テストプログラムを集中して行ってきた。この関係が2007年のチャンピオンシップへと続いていくことを楽しみにしている」
KONI社のマーケティング&セールスディレクター、ヘンク・クロムホウトも、この発表を喜んでいる。
「ボーダーフォン・マクラーレン‐メルセデスの2007年度オフィシャルサプライヤーというポジションにつけて、とても喜んでいる」とクロムホウト。
「KONIは1958年からオフィシャルサプライヤーとしてF1に参加してきたが、F1の誰もがチーム・マクラーレン‐メルセデスが独自の組織を形成していることを認めている」
「画期的なサスペンション技術であるFSDを共同開発するというチーム・マクラーレン‐メルセデスとの契約は、我々を奮い立たせるものであり、我がエンジニアリングチームが過去6カ月間において印象的な進歩を遂げられたことからも、FSDが重要な差別化要因になるものと期待している」
「2007年シーズンを迎えると、KONI社は創立150周年を迎える。この記念すべき1年にボーダーフォン・マクラーレン‐メルセデスと勝利に向けてチャレンジするのを楽しみにしている」