F1ヘレス合同テストは3日目を迎えた。昨日までのライアン・ブリスコに代わり、リカルド・ゾンタが合流。すでに昨日午後からテストに加わっているヤルノ・トゥルーリと共に新型“TF106”のテストを続行した。
2人のドライバーは、午前中にセットアップを行い、午後は、ブリヂストンのタイヤテストに移行。多くの周回を重ね、忙しい一日となった。両ドライバー共に明日もテストを続け、あさって日曜日は、リカルド・ゾンタがブリヂストンのウェットタイヤのテストを行う予定。
ヤルノ・トゥルーリ
「今日は我々にとってより有意義な一日となった。午前中はセットアップに費やし、午後タイヤテストに移った。これまでのテストにおいて、若干の問題には遭遇しているが、それらは予測範囲内のものだ。ブリヂストンとの協力関係はまだ始まったばかりであり、最良のタイヤを得るために学んでいる最中だ。ヘレスはこうした作業に最適のサーキットであり、この冬の間に大きな進歩を成し遂げることを確信している」
リカルド・ゾンタ
「今日は主にタイヤテストを行った。午前中にセットアップ作業を行った後、タイヤ評価のテストを行った。午後、ピットを出る際に、燃料系の問題に見舞われ、一度だけ中断を余儀なくされた。そのため、サーキットのコンディションが最良の時に走ることが出来なかった。しかし、予定されていたプログラムのほとんどは遂行出来た。ヘレスは,どのようにタイヤを使うか見出すためには非常に適したサーキットだ。もちろん、我々は、まだ新しいタイヤでのセットアップなど多くを学ばなければならないが、今日は多くのデータを収集出来、有意義な一日となった」
マイク・ガスコイン
「ヤルノ・トゥルーリとともにリカルド・ゾンタが加わったことでより実りの多い一日となった。リカルド・ゾンタは午前中、ブリヂストンタイヤの基本的なセットアップ作業を行い、その後、いくつかのタイヤ構造に関するテストに移行した。ヤルノ・トゥルーリは午前中、セットアップとバランスについて作業し、午後はタイヤコンパウンドのテストに専念した。リカルド・ゾンタは燃料系の問題に見舞われて若干走行を制限されたが、全体的には、ブリヂストンとの有意義なテストを含め、建設的な一日だった。ブリヂストンとの共同開発作業は、この早い段階においても、すでに十分な効果を上げている」