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ヘレステスト1日目 8チームが参加し、ルノーがトップ

2005年12月8日

 スペインのヘレス・サーキットで7日、F1合同テストが再開した。18日まで行われる長期テストセッションの初日は8チーム、計15人のドライバーが参加し、その中でルノーのテストドライバー、フランク・モンタニーがトップタイムをマークした。

 モンタニーは、V8エンジンのパワー・シミュレーションのために制限をかけたV10エンジンを搭載したR25を駆り、100周以上を走破、ベストタイムは1分19秒468だった。約コンマ2秒遅れのフェラーリのマルク・ジェネをはさみ、3番手には同じくルノーR25をドライブしたヘイキ・コバライネンが続いた。来季からモンタニーに代わり同チームのオフィシャル・サードドライバーを務めるコバライネンは、全車中最多の118周を走破し、トップから約コンマ4秒遅れの1分19秒809のタイムを出した。
 F2004Mで2番手に入ったジェネは、V8エンジン搭載車の中でトップだった。シェル石油との共同作業で信頼性のテストを進めながら83周を走行、安定した1日を過ごした。
 同じフェラーリのテストドライバー、ルカ・バドエルは、2006年のレギュレーションに合わせたV10エンジン搭載のF2005をドライブし、おもにブリヂストンタイヤのテストを進めたが、ジェネほど順調な一日とはならなかった。午前中に最終コーナーに向けてブレーキングしたところでコースオフを喫し、わずか39周でセッションが終わってしまったのだ。本人に怪我はなかったものの、テストは切り上げ、11番手にとどまっている。後にチームは、コースオフの原因として、マシンの右フロントコーナーにメカニカルトラブルが生じたためとしている。
 この日2台の“コンセプトカー”を持ち込んだホンダ勢では、アンソニー・デイビッドソンが4番手、新しい“コンセプトカー”のシェイクダウンを済ませたジェームズ・ロシターが12番手だった。デイビッドソンは、シャシーとエンジンのセットアップ作業に取り組んだ後、タイヤ比較のプログラムを進めた。一方のロシターは、シェイクダウンの完了後、空力とタイヤのテスト作業に取り組んでいる。
 5番手は、初めてウイリアムズFW27をドライブしたナレイン・カーティケヤン。ジョーダン/ミッドランドの元レギュラードライバーである彼は、9番手となったウイリアムズのニコ・ロズベルグを、約コンマ4秒上回った。
 ウイリアムズのテクニカル・ディレクター、サム・マイケルは、次のように説明している。
「ヘレスでの初日、ニコには一定温度による走行と、メカニカルおよび空力のセットアップに専念してもらった。メカニカル・コンポーネンツを搭載した暫定マシンFW27Cで貴重な走り込みができ、有益な1日が送れたよ」


「ナレインにも走ってもらった。彼はマシンへの習熟に努め、ロングラン、システムチェック、キャリブレーション作業に従事した」
 6番手はマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ。同チームからテストの参加要請を受けたDTMチャンピオン、ゲイリー・パフェットもデ・ラ・ロサと同じ暫定マシンMP4-20Bで走行を行い、2台で150周以上を走破している。パフェットはデ・ラ・ロサから約コンマ4秒遅れの10番手に入った。先週のバルセロナテスト同様、同チームは、メルセデスベンツのV8エンジンとミシュランタイヤの開発および評価作業に終始し、トラブルフリーの1日を送った。
 7番手はトヨタのTF106を駆るラルフ・シューマッハー。レッドブル・コスワースのクリスチャン・クリエンが8番手に入った。
 13番手は、久々にトヨタでの走行となったライアン・ブリスコー。最後の2台はMF1勢で、トーマス・ビアッジが14番手、クリスチャン・アルバースが15番手だった。今回初めてF1テストに正式参加したビアッジは、EJ15Bのドライブに慣れる時間が必要だったものの、その後は電気系ソフトウェアの開発およびブリヂストンタイヤのテスト作業に取り組んでいる。
「このテストの結果には満足だよ」と、ビアッジは感想を述べた。
「自分のキャリアでこれほどの長距離をF1マシンで走り込んだのは、これが初めてだった。チームと着実に仕事を進めるようにしたよ。エンジニアも全員で僕がマシンを理解できるように手助けしてくれて、例えばトラクションコントロールのセッティングなんかは初めてだったけど、いくつか試してみた。今日のパフォーマンスはすごく良かったと思う。でも、もし明日も走ったら、タイムは確実にずっと良くなっていただろうね」
 ミナルディのレギュラードライバーだったアルバースにとっても、忙しい1日だった。V8エンジンを搭載した暫定マシンのEJ15Bをドライブしたアルバースは、必要な全てのシステムチェックに取り組み、有益なデータの収集に努めた。
「それなりの1日だったとは思うけど、まだ必要な作業はたくさんある」とアルバース。
「チームのことを理解し、一緒に働けるのが嬉しい。マシンが僕のドライビングスタイルに合うように試してはいるんだけど、簡単なことではないし、時間がかかってるよ。些細なトラブルもあったけど、ニューエンジン、ニューパッケージの時には、それが普通だと思う。今は大満足だし、週末までに調子が上がることを願っているよ」
 MF1レーシングは翌日のテストで、ティアゴ・モンテイロと、ベルギー出身ドライバーのジェフリー・バン・フーイドンクのふたりを走らせる予定だ。また、この日はBMWザウバーも合流し、参加チームは9チームとなる予定だ。




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