ジェンソン・バトンは、BARホンダで新たにチームメイトとなるルーベンス・バリチェロに、来季、カーナンバー11番を譲ることにしたという。

　バリチェロは11番という数字に特別な思い入れがあり、レースで初優勝したのも、カートでタイトルを獲ったのも、フォーミュラ・フォードで初優勝したのも、このカーナンバーだったため、バトンはこの決断をした。
　BARは今季、コンストラクターズ選手権を6位で終えたため、2006年はカーナンバー11番と12番を割り当てられることになる。バトンとバリチェロは対等の立場を与えられるが、すでにチームに所属しているバトンの方が、上位のナンバーを引き継ぐ権利を有する、とBARの公式ウェブサイトでは述べられていた。
「僕は、どんな数字にも特に思い入れはないんだ――もちろん1番は別だけどね」とバトンはBAR HondaF1.comで語っている。
「ワールドチャンピオンを獲るという目標を達成できたときには、心から誇りに思って、カーナンバー1番でレースをしたいよ」
「でも、11番がルーベンスにとって、これまでのキャリアでどんなに特別な番号だったのか、僕は知っている。だから譲れればいいなと思ったんだ。来季はコース上でたっぷり争うことになる。僕らはすでに仲がいいし、チームメイト同士になることをお互い楽しみにしているんだ。ただ、11番がルーベンスにとって、あまりラッキーすぎないといいけどね！」

• -
  ツイート
• 0
  シェア