マクラーレンのファン‐パブロ・モントーヤは、ついに今季初勝利を挙げたことに“安堵”していることを認め、選手権争いを諦めてはいないと語った。

　イギリスGPの決勝レースで、約2.7秒差をつけてルノーのフェルナンド・アロンソに勝利したモントーヤは、決定的な場面はスタートだったと述べた。さらに、アロンソとホイール・トゥ・ホイールの闘いになれば、アロンソは引き下がるであろうと分かっていた、と付け加えた。なぜなら、アロンソはチャンピオンシップ・リーダーという立場にあり、失うものが多いからだという。
「マクラーレン-メルセデスでの初勝利は、まさに格別な気分だよ」とモントーヤ。
　チャンピオンシップといえば、モントーヤとアロンソの差は51ポイント、チームメイトのキミ・ライコネンとの差は25ポイントもある。しかし、今シーズンはわずか8戦しか残っていないというのに、モントーヤはまだ諦めてはいない。
「今年はまだ完全に終わったわけじゃない」。レース後の記者会見で現状について問われたモントーヤは、そう答えた。
「キミとフェルナンドの闘いだけど、お互いが2レースを1戦ずつ奪い合う可能性もある。そうすると、僕も多少は近づけるわけだ。事態は大きく変化するものだ。ここイギリスでは僕にとって本当にいい具合に展開したけど、僕らは次のレースでは悪戦苦闘するかもしれない。どうなるか分からないよね。僕らは苦戦することなく、間違いなくチームに最大限のポイントをもたらさなくてはならない。今後はどういう展開になるのか、そのうち分かるだろう」

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