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レッドブル・ホンダ分析:メルセデスの後塵を拝した理由は“セットアップの違い”か。決勝で力関係が逆転する可能性も
2020年11月29日
第15戦バーレーンGP予選前の状況は前戦トルコGPとやや似ていた。
予選前に行われたフリー走行3回目でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトルコGPに続いてトップタイムをマークしていたからだ。フェルスタッペンがフリー走行3回目でトップタイムを記録したのは、今シーズンはトルコGPとこのバーレーンGPだけ。
そのトルコGPではQ3でインターミディエイトタイヤをうまく機能させられずにポールポジションを逃したが、ウエットコンディションの下で、メルセデスよりも終始力強い走りを披露していた。
今回のバーレーンGPのフリー走行3回目でフェルスタッペンが出したトップタイムは1分28秒355。2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)との差は0.263秒、3番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)とも0.366秒あった。
しかし、予選が始まると、ハミルトンがQ1からトップタイムをマーク。ボッタスも徐々にペースを上げていき、Q3でフェルスタッペンを逆転。終わってみれば、メルセデスが今シーズン13回目となる予選1-2体制を築き、フェルスタッペンはまたもメルセデスの後塵を拝する結果となった。
予選後、3番手に終わったフェルスタッペンはこう語った。
「ドライバーだったら、少しでも上を目指したいけれど、この世界で大切なことは現実を見つめ、地に足をつけて、自分がやるべきことをやり続けること。だって、僕たちにはまだやるべきことがまだあるからね。というのも、最近は週末にいい走りができているけど、予選だけほんの少し(メルセデスに対して)パフォーマンスが落ちてしまう。その理由が何なのか、僕たちは見つけ出さなければならない」
その理由のひとつとして、以前まで考えられていたのが、いわゆるエンジンの予選モードだが、これは技術的指令(テクニカルディレクティブリファレンス)37によって、第8戦イタリアGPより事実上、使用できなくなっている。
もうひとつ考えられることは、メルセデスが今年のプレシーズンテストから採用しているDAS(二重軸ステアリング)システムだ。バーレーンGPの予選後にDASの効果を尋ねられたトト・ウォルフ代表は「DASは予選でのタイヤのウォームアップに役に立つ」とその機能を解説したが、バーレーンGPの予選でのメルセデスの車載カメラの映像を見る限り、彼らはここでDASを機能させていなかった。
DASは2021年には使用が禁止されることが決まっているため、すでにダブルタイトルを獲得し、来年に向けての開発に軸足を移しているメルセデスがシーズン終盤戦でもDASを使用しているとは考えられられない。
そうなると、今回メルセデスが予選になって突然速くなった理由として考えられるのは、セットアップではないかということだ。
バーレーンはストップ・アンド・ゴー型のコースレイアウトのため、リヤタイヤに厳しい、いわゆる『リヤリミテッド』のサーキットだ。そのため、レースでいかにタイヤを労るセットアップにするかが重要となる。
もし、予選でのレッドブル・ホンダとメルセデスの差がセットアップに起因しているとしたら、両者の力関係は日曜日のレースで逆転することも考えられる。
フェルスタッペンはこう言って笑う。
「ここは(リヤ)タイヤに厳しいから、日曜日のレースが興味深いことになるかもね。まあ、今夜ぐっすり寝て、明日を迎えるだけだ」
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |