F1ハンガリーGPが恒例のプライベートテストを皮切りに幕を開け、ルノーのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマーク。上位3台をルノー勢が独占し、好調な滑り出しを見せた。
セッションは途中までルノーのテストドライバー、アラン・マクニッシュがただ1人1分22秒台に入れるタイムを記録しタイミングモニターのトップを守っていたが、レギュラーのアロンソが1分22秒230を出し、トップに立った。前戦ドイツGPで3位入賞を果たし、波に乗りたいルノー・レギュラー陣のもう1台、ヤルノ・トゥルーリは結局マクニッシュのタイムを上回れず3位。しかしルノー勢は3台ともこのセッションで40周以上の周回をこなし、改修なったハンガロリンクのデータを収集した。
ルノー勢に続いたのは、ジャガー・コスワースの2台。マーク・ウエーバーが途中セクター1でストップするシーンがあったものの、4番手。約0.4秒遅れでジャガーでの2戦目を迎えるジャスティン・ウイルソンが続く。
ここまでは普段と変わらない順位だが、今回はミナルディのヨス・フェルスタッペンが6番手。ジョーダン勢を上回るポジションにつけた。7番手にはジョーダンのテストドライバー、ゾルト・バウムガルトナー。レギュラードライバーを上回るタイムだ。
8位にはミナルディのニコラス・キエーサがつけたが、セッション終了直前にコース上に止まってしまった。ジョーダンのラルフ・ファーマンは9位、ミナルディのテストドライバー、ジャンマリア・ブルーニは10位。
ジョーダンのエース、ジャンカルロ・フィジケラはなかなか走り出すことができず、しかも走行を始めて7周目にセクター1でストップ。その後まったく走行ができず、結局最下位タイムに終わった。
この後、ハンガリーGPは午前のフリー走行が行われ、午後の予選1回目へ向けて各車セットアップを進める。