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ハミルトン、2021年以降は1年あたり約65億円の4年契約を要求か。メルセデスF1は慎重な姿勢

2020年1月28日

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、2021年以降の1年間あたりの報酬について、現在の約50億円という額から約66億円にまで引き上げようとしているという。ところが、メルセデス側がその要求を拒否する可能性もあるようだ。


 双方の関係者とも手の内を見せず、交渉内容を表沙汰にしようとしないようだが、イタリアの『Corriere dello Sport』は、6度のF1チャンピオンであるハミルトンがチームに残留するにあたって必要な条件をメルセデスに提示したと報じている。


 伝えられるところでは、ハミルトンは1年あたり5500万ユーロ(約66億300万円)の4年契約と、F1引退後はメルセデスのアンバサダーに就任することを求めているという。同紙によると、ハミルトンの財政面の要求は、4200万ユーロ(約50億4300万円)と推定される現在の報酬額から大幅な引き上げになるようだ。


 しかしハミルトンの出した条件がすべて聞き入れられない可能性もある。メルセデスはF1での将来について慎重なアプローチを取っていると見られ、2年契約しか締結する意志はないようだ。またハミルトンの要求に対して、ダイムラー・ベンツ会長のオラ・ケレニウスが難色を示しているとの噂もある。


 例によってこの種の報道の信憑性は低く、うのみにすることはできないだろう。それでもチーム代表を務めるトト・ウォルフは、現在のチャンピオンチームであるメルセデスは、スタードライバーのハミルトンがいなくても強さを維持できるだろうと公言している。


「ルイスは我々のチームの中心であり、優先すべきだ」とウォルフは語った。


「しかしながら、このような状況を私が完全にコントロールできないことは明白だ。我々はテーブルにつき、将来について話し合うことになる」


「F1の世界では変化は頻繁に起き、それがしばしばチャンスとなる。だが速いマシンとパワーのあるエンジンを作ることができる限り、我々にはドライバーを選ぶチャンスが常にある」


「ルイスが我々の優先事項であることは間違いない。チームがそうなるよう努めてきた。そしてルイスもそうなるように努めてきた。だが最も重要なことは、我々には優れたマシンがあるということだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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