最新記事
- 角田裕毅、戦略はまらずペースも不足「第3ス...
- 【F1第11戦決勝の要点】無意味なバトルを繰り...
- 【ポイントランキング】2024年F1第11戦オース...
- 【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝
- ラッセルが2年ぶりの美酒。首位を争うフェル...
- 内紛とライバルの追い上げに揺れるレッドブル...
- スプリント決勝、予選と苦戦が続くルクレール...
- 2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ド...
- 2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ド...
- メルセデスが3戦連続で予選トップ3。決勝へ向...
- ペレス、予選Q3に中古タイヤで出走し8番手「...
- リカルド11番手「Q3進出を逃したのは悔しいが...
トロロッソ・ホンダF1密着:スペインGPで記録したスピードからバクー失速の原因を探る
2018年5月12日
スペインGPのフリー走行2回目で、ピエール・ガスリーが時速332kmという最速のスピードを披露した。だが、チームメイトのブレンドン・ハートレーが時速320kmということを考えると、スリップストリームに入って加速したものだと考えられる。ただし、ハートレーの時速320kmでも11番目に速い記録だ。
ストレートスピードというと、2週間前のアゼルバイジャンGPでの失速が思い出させる。レースがスタートし、直後に入ったセーフティカーが入ったアゼルバイジャンGP。
そのセーフティカーがピットロードに入り、レースが再スタートされた直後、入賞圏内にいたガスリーがどんどん順位を落として行った。その理由を田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターは次のように説明した。
「エネルギーマネージメントが適切に使用できていなかった。バクーはほかのサーキットとは異なり、特有のセッティングが必要で、再スタート後にどこで加速していくかが読みにくいところがあった。次にバクーへ行ったら、同じ失敗をしないようにしたい」
日曜日のレースをテレビで見ていた人は、単純にホンダのパワー不足を心配したに違いない。だが、金曜と土曜のストレートスピード、そしてこのスペインGPの金曜日のストレートスピードを見れば、まだまだ改善しなければならない余地はあるものの、アゼルバイジャンGPの日曜日にテレビに映し出されたほど、ホンダPUの性能は悪くはない。
アゼルバイジャンGPの失速の原因は、PUのハード的な問題ではなく、バクー特有のセッティングができていなかったというのだ。
では、なぜそれができていなかったのか。田辺TDはその原因については「PUのマネージメントはホンダが行う領域なので、最終的にはホンダの責任」と言いつつも、「レース後、ドライバーを含めたチームとホンダのスタッフでしっかりとコミュニケーションをとって共通の認識を持つようにしました」と言った。
これは筆者の推測だが、チーム側に対して再スタートに向けてバッテリーをチャージするよう指示を出さなければならなかったのに、それを行なっていなかった可能性がある。
その証拠に、再スタートはスタート直後とレース後半の2回あったが、つまずいたのは1回目で、2回目は1回目ほど出遅れることはなかった。それは1回目の失速を見て、ホンダがチームとドライバーに対して、再スタート前にやるべきことを再確認したからだと思われる。
「ホンダは理解していたと思っていたが、足りなかった。レース後、状況に合わせたエネルギーマネージメントやPUのモードの使い方をお互いに理解しあいました」(田辺TD)
トロロッソ・ホンダがスタートして5戦目のスペインGP。チームとの絆は2週間よりも強くなっていた。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)