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F1第9戦オーストリアGP 予選トップ10ドライバーコメント
2017年7月9日
2017年F1第9戦オーストリアGPで予選トップ10に入ったドライバーが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=1位
格別の気分だよ。僕にとってはまだ2度目のポールだけど、これから何度も経験できるといいね。
Q3でのラップは、完璧ではないにせよ良いアタックだった。今日はマシンに乗っている時の自信を深めていくことが重要だった。それをうまくやって、キャリア2度目のポールを取ることができたのだからすごくうれしい。
明日は後ろを気にするよりも自分のレースに集中していく。だからといってフェラーリ勢を見くびっているわけではないよ。接戦で、きっと面白いバトルになるはずだ。ルイス(・ハミルトン)が順位を上げてきて、僕らふたりでチームのために多くのポイントを獲得できることを願っている。
明日は天候が重要な要素になるかもしれないが、トップでスタートするのだから雨でなくても不満はない。マシンの感触は、特に燃料が多い状態で素晴らしく良いから、勝つための準備はできている。優勝だけが目標だ。ロシアから、ずいぶん時間がたってしまったからね。
(予選トップ3記者会見で、「8番グリッドからスタートするハミルトンがトップ集団に追いつけるように、故意にペースを落とすという戦略をとるつもりはあるか」と聞かれ)決勝前の戦略プランを見る限り、その手の予定はない。僕らは、いいスタートを切って、優勝することに集中するべきだ。ここでそういうゲームを始めたら、かなり厄介なことになる。後ろのマシンがDRS圏内に入って、スリップストリームを得たら、たったひとつのミスで勝利を失ってしまうかもしれないんだ。だから今の時点でそういうプランはないよ。
ルイスは(後方グリッドからでも)いいレースをするチャンスはある。ギャップを削って、チームのために大量のポイントを稼げる可能性はあると思う。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
2回目の走行で、(バルテリ・)ボッタスよりいいタイムを出したかった。もっとうまくやれたはずなんだ。でも、最終的には自分のラップに満足している。マシンはとても調子が良いしね。
メルセデスはいつも予選ですごく速いけど、今日は接戦になったね。
明日は長いレースになるし、いろいろなことが起きるだろうけど、問題ないと思っている。一番重要なのは予選でマシンの調子が良かったこと。自分たちのレースを走り、結果に期待したい。間違いなく厳しいレースになるだろうが、何ができるかを考えよう。
(ポールを取るのに)十分な速さがなかったね。最後のランに賭けてたんだけど、(ロマン・グロージャンがストップしたことで)イエローフラッグが出て、期待外れの幕切れになってしまった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=3位
今日はイライラが募る一日だった。最速タイムを出せるチャンスがあったのに、Q3最後のラップですべてをまとめることができなかった。Q3での自分のパフォーマンスに落胆している。もっと良い走りができたらよかったけれど、そうはならなかった。
けれどもバルテリ(・ボッタス)は素晴らしい仕事をしてポールを獲得した。この週末、ギヤボックスのことが気持ちの面で影響したということはないけれど、予選を終えたいま、かなり後方からのスタートになるということを改めて実感した。明日、順位を上げていくのは簡単ではないと思う。
2014年に(9番グリッドから)2番手まで順位を取り戻したときと比べて、今年は周囲との差はだいぶ小さい。ただし天候が影響してくる可能性がある。精一杯の仕事をして、できるかぎり多くのポイントを獲得するために努力するよ。僕らはペースがとてもいいし、マシンも好調だ。いいパフォーマンスを発揮してくれるマシンを手にしているのだし、明日の展開を楽しみにしていよう。
明日は(周囲はウルトラソフトタイヤでスタートするが)僕はスーパーソフトを履く。こっちの方が全般的にペースは遅いけれど、長く走れるはずだ。どうなるだろうね。
(予選トップ3記者会見で、ハミルトンがトップ集団に追いつけるように、ポールシッターのボッタスに故意にペースを落としてもらうという戦略について聞かれ)バルテリがスローダウンするなんて、意味がない。そういうことはしないだろう。彼は全力でプッシュしてレースに勝つ。そうするのが理にかなっている。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=4位
昨日はいろいろと理由があってあまりいい一日を過ごせず、今週末は苦労していた。それで、今朝、基本的にゼロからスタートしたんだ。マシンの感触はどんどん良くなっていったよ。でも、昨日の状態からの回復は簡単にはいかなかった。
予選は渋滞や黄旗などで少々混乱があったね。全体的にあまり満足しているわけではないけれど、これまで苦労していたことを考えれば、3番手(ルイス・ハミルトンのペナルティにより昇格)はそれほど悪くない。もっと悪い結果になっていた可能性もあったんだ。
今夜と明日の午前中にさまざまなシナリオを考え、1周目の展開や天候などの要素を踏まえたうえで、最良な選択をしていくよ。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=5位
ちょっと苦労したね。今年はコースのグリップが高く、その影響で難しい部分がある。もっとプッシュできるように思えるんだけど、コーナーでスピードが出る分、限界を簡単に超えてしまう。
当然ながら僕らは速く走るのが好きだし、できるだけ速く走りたいと思う。それで欲が出てしまって結果的にミスにつながってしまうんだ。でもそれが面白いところでもある。
もちろん、あの最後のラップを走りきれたら良かったと思うけど、最終的にはトップ5に入れたことに満足しているし、ルイス(・ハミルトン)がペナルティを受けるので4番手からスタートできる。全体的にはかなり良いセッションになったから、それなりに満足だよ。明日は昼ごろに雨が少し降るみたいだから、面白いレースになるはずだ。単純な展開にはならないだろうね。ルイスは順位を上げるためにプッシュしてくるだろうし、エキサイティングになりそうだ。
マックス・フェルスタッペン 予選=6位
予選がどうなるかの予想はできないものだけど、今日の結果は妥当だと思う。マシンのバランスがもう少し良くなることを期待していたが、全体的には悪くないね。
ターン3でさまざまなラインをいくつも試し、そのたびにリヤのコントロールを失っていた。最後の走行ではタイムが向上しつつあったのに、(ロマン・)グロージャンがコース上に止まっていたからストレートでDRSを使えなかった。あのストレートでDRSが使えないと、簡単に0.25秒くらい失ってしまう。
その後のコーナーで取り戻そうとしたけれど、ターン7でスロットルを開けるのが少し早すぎたみたいで、リヤのコントロールを失った。
明日、メルセデスやフェラーリと互角に戦えるだけのスピードは僕らにはないと思う。けれどもレースではいろいろなことが起こり得るから、どうなってもおかしくない。
少し不安定なコンディションになれば、僕らにとって好ましい展開になるかもしれない。良い戦略で走ることができれば、うまくいくかもしれないよ。
スタンドのいたるところにオレンジ色が見えて、すごくうれしい。みんなのためにいいレースができるよう、頑張るつもりだ。
(ターン7でのスピンについてCrash.netに語り)いいラインをとるのが難しくて、いろいろ試していたけど、Q3でますます悪くなった。最初のランでは問題があってタイムを失い、2回目のランではターン1の内側の縁石にヒットした。自分の走りに満足できなかった。
もう一回出て行ったら、ターン1とターン3ではすべてうまくいった。そしたらイエローフラッグが出て、0.2秒を失った。でも自分のラップから0.1秒遅れだったから、プッシュし続けて、ターン6ではいいラップになりそうだと思っていた。そしたらターン7でスロットルを開けるのが早すぎてリヤが流れてしまったんだ。仕方ないね。普通はイエローフラッグが出たら、そのラップはおしまいなんだし。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=7位
ケビン(・マグヌッセン)にも僕にも、この週末はずっと速さがあった。ふたりともマシンにかなり満足している。残念ながらケビンはQ1でサスペンションのトラブルに見舞われてしまったけれど、それがなければ彼も僕らと一緒にQ3で戦うことができたと思う。
Q1とQ2の間に、パフォーマンスを見つけることができた。マシンのグリップも良かった。ただ最後の方で電気系統の接続に問題が発生したようだ。それ以上に深刻な問題ではないことを願っている。
明日は長いレースになる。ブレーキにもエンジンにも、身体的にも厳しいものになるだろう。タイヤがきちんと機能していることが感じ取れて、楽しんで走って、マシンを限界まで攻めることができると思えたのは、メルボルン以来、今年2度目だよ。■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=8位
今日のパフォーマンスには満足している。このセッションにいたるまでの過程がどれほど難しかったかを考えると、僕にとって最高の予選のひとつに数えてもいいくらいだと思う。FP2では17番手で、今日午前中のFP3は18番手だったんだ。だから予選を8番手で終えたことは、大きな進歩を成し遂げてマシンを改善したということを意味する。チーム全体が多大な努力を払ってくれたおかげだよ。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 予選=9位
予選中に起きたことを考えると、9番手は最高に満足な結果とはいえないけれど、良いスターティングポジションではある。
Q3での自己最速ラップはユーズドタイヤで記録したものなんだ。新品タイヤで出ていった時に黄旗が出たために、アタックを諦めなければならなかった。ちゃんと走っていればもう少し上の順位が得られたと思うけれど、レースでは時にはこういうこともある。チャンスは、巡り合ったときに掴まなければならない。
もっとできることがあったのかどうかを見直す必要があるが、この週末に関するポジティブな感触は失っていない。昨日から大きな前進があったし、マシンのフィーリングもフリー走行の時よりだいぶ改善している。このコースを楽しんでいるよ。ここはオーバーテイクが可能だから、明日は多くのポイントを持ち帰れるといいね。
■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=10位
良い予選だったよ! 週末がスタートする前は、このコースは僕らにはかなり難しいものになると考えていた。でもFP3でとてもいいセットアップを見つけることができ、マシンに対しての自信を得ることができたんだ。
残念ながらタイムを更新するチャンスはなかったけれど、難しいスタートを切った週末だっただけに、今日の結果には満足している。明日のレースにも期待しているよ。ポイント獲得のチャンスがあるから、それを最大限に生かさないとね!
(AUTOSPORTweb)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |