【レースの焦点】フォーメーションラップの“本気”
2015年6月23日
「去年のレースでは見つけられなかったものを、今年は見つけることができたと思う」
ヨーロッパ・ラウンド3勝目を飾ったニコ・ロズベルグは、好調の理由をこんなふうに表現した。
「おかげで、ほんの少しレースをうまく進めることができる。今年の僕には、それがとても良い結果をもたらしている」
2015年のレースでつかんだこと──ロズベルグは具体的な説明を避けたが、おそらく、外部の人間には説明しきれないほどたくさんの意味が込められているのだろう。週末の仕事の進め方、予選の挑み方、レースの組み立て。すべてに「技術」「ドライビングテクニック」そして「メンタル」という要素が関わってくる。
オーストリアGPに関して言うなら、ファンにとって新鮮だったのは、ロズベルグが2番グリッドからポールポジションのルイス・ハミルトンに先行したシーン。ふたりが優勝争いをするようになって以来、初めてのことだった。イン側のグリッドからスムーズに加速したロズベルグは1コーナーで優先権を取って、出口でも迷うことなくレコードラインにマシンを運んだ。ハミルトンはいったん退くかたちでチームメイトの真後ろにつき、スリップストリームを活かして2コーナーでアウトに並び、3コーナーまで挑戦を続けたが、ロズベルグの確固たる意志に揺らぎはなかった。
予選最後のアタック、最終コーナーでコースアウトしてポールポジションを逃したあとも、ロズベルグはこう宣言していた。
「明日のレースで勝つチャンスは十分にあると思う。ルイスを攻撃するには最高のスタートを切ることが必要だけどね。ずっとプレッシャーをかけ続けるつもりだ」
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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