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ワークス復帰検討のルノー、トロロッソ買収に照準

2015年3月17日

 ワークスチームとしてF1復帰を検討しているルノーが、買収候補をトロロッソに絞っていることが明らかになった。

 現在、レッドブルとトロロッソのパワーユニットサプライヤーとしてF1に関与しているルノーは、V8エンジン時代の2010年から13年までレッドブル・ルノーとしてダブルタイトル4連覇を達成してきた。
 しかし彼らは、そうした偉業で得られた恩恵に少なからず不満を抱いており、2チームにパワーユニットを供給する今のやり方がルノーにとって最大の利益を得る方法なのかを、真剣に評価している。

 ルノーは、チーム買収の可能性を含め、ザウバーやフォース・インディアなど複数のチームを訪問、昨年までのパートナーで旧ワークスチームのルノーF1を引き継いだロータスとも交渉を持ったと考えられている。
 また、ルノーのアンバサダーを務める元F1ワールドチャンピオン、アラン・プロストが、ワークスチームでの参戦が現状を進展させる方法だと、同社の重役会ならびにカルロス・ゴーンCEOを納得させたと言われている。

 現在、ルノーが買収候補のトップに挙げているのがトロロッソだ。フォース・インディアやロータスは、チームの負債を引き継ぐ必要があるためより高価になるが、ファエンツァに拠点を置くチームは負債がない。

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルボルンで次のように語っている。
「STRを売却するかもしれないが、だからといってそうしなければならないわけではない」

 さらに彼は、トロロッソを売却してもレッドブルのジュニアプログラムが失われる可能性を否定した。
「ルノーがSTRを引き継いだとしても、我々は協力していく」





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