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ピレリ「オースティンはタイヤに高い負荷をする」

2013年11月12日

アメリカグランプリプレビュー:
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
2013年11月15-17日

ピレリ、ハードとミディアムでアメリカグランプリに臨む

Sutton

2013年11月11日、ミラノ
今シーズン最後から2番目のレースは、昨年初めてテキサスで開催されたアメリカグランプリです。今年も昨年同様、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムが選択されました。

オースティンのサーキットは、非常に変化に富み、流れるような高速セクターから低速でテクニカルなパートを通じてタイヤに大きな負荷を課します。

全長5.513kmのサーキット・オブ・ジ・アメリカズの鍵となる特徴である高速コーナリングにおける横方向のグリップとともに、低速コーナー出口でのトラクションが重要となり、まさにタイヤの全体的な性能が試されます。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「アメリカのサーキットではタイヤに高い負荷がかかり、タイヤレンジ中で最も耐久性のあるコンパウンドが必要となるため、アメリカグランプリにはハードとミディアムがベストな組み合わせと言えます。いくつかの高速コーナーと多くのクイックな高低差が存在するという点では、スパに少し似ています。タイヤに負荷がかかるほどタイヤ温度は上昇し、摩耗とデグラデーションが増大します。アメリカグランプリは2度目なので、昨年、未知の状態で今年と同じハードとミディアムで臨んだ時と比較すると、今年はより良いアイディアを以って予測が立てられます。今年のコンパウンドは昨年よりも軟らかくなっていますので、路面の改善度合いにも依存しますが、決勝では2回前後のピットストップを予測しています。11月ながら暖かくなりそうな天候状態は、熱によるデグラデーションにも影響を及ぼします。昨年、Formula Oneは、アメリカの人々から素晴らしい歓迎を受け、まさに記憶に残るレースとなりました。我々のウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤの重要な市場でもあり、多くの熱烈なF1ファンが待つアメリカを再び訪れることをとても楽しみにしています」

ピレリ・ブランド・アンバサダー
ジャン・アレジのコメント:
「1990年のアメリカグランプリは、私がティレルでピレリタイヤを使用して臨んだ最初のレースで、私にとって大変良いレースでした。初めてフルシーズン参戦した年の最初のグランプリなので、いつも思い出します。当時、アメリカのFormula Oneのサーキットは市街地サーキットが多く、フェニックスのサーキットもそうでした。また、タイヤ開発のルールはオープンで、形状は決まっていましたが、マニュファクチャラーが自由に開発することができました。我々は、ピレリタイヤを使用して、他のマシンがピットストップを必要とする中、ストップすることなく完走することができました。この点が、多くの人々にとってのサプライズとなった我々の力強いパフォーマンスの鍵となりました。私はリードラップも走行し、最終的には圧倒的にパワフルなマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナに次ぐ2位でフィニッシュしたのです! タイヤが差を縮めてくれたレースでした。もちろん、今日のアメリカグランプリは当時とは違います。2012年に行われた初のオースティンでのグランプリは、俳優から宇宙飛行士まで、スペシャルゲストを招いたショーでした。そして、アメリカの人々がFormula Oneに熱中する姿を見ることができたのは素晴らしかったです。これは、アメリカでのF1の関心度がそれほど高くなかった私の時代と違う点です。オースティンは、ドライビングがエキサイティングなトラックのように思います。昨年、表彰台でのピレリ・カウボーイハットは、多くの人々の印象に残ったと思います。とても楽しい演出でした」

サーキットから見たタイヤ:
アブダビ同様、オースティンは、カレンダー中で数少ない反時計回りのサーキットのひとつです。他の反時計回りのサーキットは、韓国、シンガポール、ブラジルです。

昨年新設されたオースティンの路面は、全体的に非常に滑らかです。しかし、時の経過とともに、路面は少しずつ粗くなっていきます。これは、路面の表面のビチューメンが一掃され、アスファルトを構成する小さい石が露出するためです。


テクニカルノート:
オースティンのサーキットには、特にタイヤに厳しい2つの鍵となるエリアがあります。ひとつはターン1で、最初のコーナーとしては珍しいヘアピンです。ここでは、アウトラップでタイヤが暖まっていない状態でも、タイヤは最適なトラクションを提供しなければなりません。もうひとつはターン11で、ターンしながらヘビーなブレーキングが必要となり、タイヤ間で不均等な負荷の分散が生じます。効果的なターンインのためには、コンパウンドからの良好なグリップが不可欠となります。

マシンは、低いギア比とミディアムダウンフォースで走行します。このセットアップは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズといくつかの共通点があるイスタンブールのトルコグランプリでかつて使用されたセットアップと似ています。

昨年のアメリカグランプリのトップ3ドライバー(ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ)は、ミディアムでスタートし、ハードでフィニッシュする1ストップ戦略を採りました。昨年は、両コンパウンド間にラップあたり約0.5秒の差がありましたが、今年はその差が少し大きくなると予測されます。

ピレリF1チームの紹介:
イラリア・パロラーリ、ポール・ヘンベリーのパーソナルアシスタント
イラリアは、コモで生まれミラノ郊外で育ちました。語学を学んだ後2004年にピレリに入社。2011年にピレリがF1に復帰した時からポールのパーソナルアシスタントとして活躍しています。イラリアは、ポールのビジネス上のサポートを行うだけではなく、パドッククラブを含むパスのとりまとめも行っています。世界中を旅して多忙な日々を送りながらも笑顔を絶やさないポジティブな人柄です。

その他のニュース:
アブダビグランプリ後の3日間、火曜日から木曜日にかけて、ピレリタイヤを装着するGP2とGP3シリーズが初の合同テストを行いました。マクラーレンFormula OneジュニアドライバーのStoffel Vandoorneが、最終日の夕方にDAMSのマシンでGP2のテスト最速タイム1分48秒657を記録しました。また、テストでは、ピレリ賞を受賞したFacu Regaliaなど多くのGP3ドライバーがGP2マシンで走行しました。

GP3では、Patric Niederhauserが木曜日の午後にテスト最速タイム1分55秒372を記録しました。テストでMWArdenをドライブしたNiederhauserは、今シーズンGP3に参戦していたドライバーのひとりです。比較として、今年のアブダビグランプリにおけるマーク・ウェバーのポールタイムは、1分39秒957でした。GP2、GP3ともに現行仕様のピレリタイヤを使用し、日中およびアブダビの照明の下での夜間の走行を行いました。

ピレリは、5年連続でブラジルの“TopofMind”賞を受賞しました。ブラジルは、ピレリにとって最大のマーケットです。この受賞は、ピレリがブラジルにおいて最も認知度の高いブランドのひとつであることを、ブラジルの主要な調査機関によって公式に認められたことを意味します。

ラバーでコーティングした防水コートを含む最新の冬物P Zeroファッションレンジが、世界で最も有名なデパートであるロンドンのハロッズ内のP Zeroストアで販売されています。
(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




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