2012年F1アメリカGPの日曜決勝で、トロロッソのダニエル・リカルドは12位、ジャン−エリック・ベルニュはリタイアを喫した。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニエル・リカルド 決勝=12位
これまでのキャリアの中でこれほど多くのオーバーテイクをしたレースは今日が初めてだと思うよ! ターン1は特に楽しかった。大好きなオーバーテイクポイントになった。2台まとめて抜いたりもした。今週末はあまりスムーズにいっていなかったし、昨日の予選には特にがっかりしていた。だからこそ今日はいいレースをしてやろうって意気込んでいたんだ。今日の午後は全力を尽くした。ポイント圏内には届かなかったけれど、今日は僕らにとって12位が精いっぱいの結果だったと思う。スタートでは、コースのダーティな側は本当に滑りやすくて、マルシャの2台に前に行かれてしまい、そのうちの1台と接触した。フロントウイングを壊したと思ったけれど、クルマの調子は問題なかったので続けられた。その後、クルマのポテンシャルを限界まで引き出せたと思う。オプションタイヤではとてもコンペティティブだったし、プライムに換えた後もタイヤは予想以上にいい性能を発揮した。結果的には、第1スティントをすごく長くとったことで得られると思っていたアドバンテージを多少失うことになった。でも自分はベストを尽くしたと自信を持っている。
ジャン−エリック・ベルニュ 決勝=リタイア
すごくいいスタートを決めて、1コーナーに入る際に左に行こうか右に行こうか、コンマ1秒ぐらい迷った。皆が右に行くみたいだったから、僕はヘアピンのイン側に向かって左に行った。僕の方がずっと速かったんだ。でも結局それはうまくいかず、たくさんポジションを落とし、他のマシンの後ろで走ることになって、タイヤを適切に温めることができなかった。それでも戦ってポジションを上げていった。でも残念なことにサスペンションが壊れ、ピットに戻ってくるリスクを冒すのではなくその場でクルマをとめるよう、チームから指示された。この新コースでレースをするのはすごく楽しかっただけに残念だ。