2011年F1マレーシアGPの日曜決勝で、ロータスのキミ・ライコネンは5位を獲得、ロメイン・グロージャンはリタイアを喫した。
■ロータスF1チーム
キミ・ライコネン 決勝=5位
今日は難しい一日だった。ピレリのウエット用タイヤで走るのは初めてで、インターミディエイトやウエットタイヤがどういう反応を示すのか分からなかった。これまで1周のインスタレーションラップを走った経験しかなかったんだ。なんとかコース上にとどまり、快適に走れる範囲内でプッシュしようと試みるだけだった。ドライタイヤに換えた後は、タイヤが暖まるまで2周ほどかかり、バイザーがとても汚れていたためにドライラインを探すのが難しかった。軌道に乗ってからは、かなりプッシュできるようになった。
今回も複雑な天候の週末になり、苦労した。今日はコンディションが大きく変動し、常にコンディションに適応し、グリップを探さなければならなかった。全体的に見ると、今週末も僕らのパッケージはかなり強力だったと思うから、比較的満足はしている。5位というのは悪くないよ。ただ僕らは常にもっといい結果が欲しいと思っているんだ。
ロメイン・グロージャン 決勝=リタイア
完璧なスタートを切れたと思う。前のドライバーたちに追いつき、KERSを使って誰とも当たらずに彼らの間を縫うようにして前に出た。最初のふたつのコーナーを抜けた時点で、僕は3位に上がっていた。最高の気分だったよ。ターン4でマーク(・ウエーバー)の方がスピードに乗っていて、僕の前に出た。
ミハエル(・シューマッハー)が彼に続いて前に出ようとしたけど、十分なスペースがなく、僕らは接触し、僕はスピンした。その後の状況はかなり厳しかった。視界はとても悪く、前が全く見えなかった。インターミディエイトタイヤでステイアウトすることに決めたけど、雨がひどくなってきて、路面が水浸しだった。ターン5への進入でひどいアクアプレーニングが起きて、ついてないことにグラベルに突っ込み、そこでレースが終わった。