22日、バーニー・エクレストンが「2010年に参戦する新規チームのうち、USF1とカンポスは開幕戦に出場できないだろう」と語ったことに対して、両チームの首脳がこれに反論、開幕戦には間に合うと語っている。
エクレストンはタイムズ紙に対して、「我々がパフォーマンスをみせるだろうと考えたチームは実際にそれをすることができるし、できないと思ったチームはできないと私は考えている」とコメント。新規チームの中で、USF1とカンポス・メタ1は「できない」組に当てはまるとした。
しかしこれに対してどちらのチームも反論。「私はバーニーがそんなことを言ったということに驚いています」とUSF1の代表のひとりであるピーター・ウインザーはBBCスポーツに語っている。
「すべてがうまく行っています。そして、シーズン開幕を待ち遠しく思っています」とウインザー。
「我々はシャシーの開発を終えて、コスワースエンジンを組み込むところまで来ています」
またウインザーは、チームのドライバーのひとりとして持参金を持ち込んだホセ-マリア・ロペスが噂になっていることについて、ドライバー名の発表を急ぐつもりはないと語る。
「我々は探しうる最高のドライバーを選ぼうとしています。それがジャック・ビルヌーブだろうが、ダニカ・パトリックであろうが、ジョナサン・サマートンであっても発表を焦るつもりはありません。我々はマシンをいつ完成させられるか予測することは難しい状況ではありますが、ドライバーは1月下旬に発表できるでしょう」
一方のカンポス・メタ1は、ブルーノ・セナのドライバー決定とクラッシュテストの通過を済ませているが、エクレストンの発言に反論する必要性を感じたようで、チームオーナーのエイドリアン・カンポスが次のように語っている。
「私の意見としては、バーニーと言えどもすべての情報を握っている訳ではないということだ。我々はハードワークをこなしており、セカンドドライバーとタイトルスポンサーについて、もう間もなく発表できるところまで来ている。我々は開幕戦に姿を見せる。さもなければ全てを失うだけだ」
カンポス・メタ1は、ニューマシンについて1月下旬に発表できるとしており、これらの新規チームにエンジンを供給するコスワースのマーク・ギャラハーもこれを認めている。ギャラハーは新規チームについて、「我々は4つの新規チームと6ヶ月間仕事をしてきたが、F1の準備をしているという動きだけが見えた。彼らには問題は特にないと思う」と語っている。