INGルノーF1チームは、5日、2009年も引き続きフェルナンド・アロンソとネルソン・ピケのドライバーラインナップで臨むことを明らかにした。アロンソは2010年までの2年契約、ピケは来季の契約を結んだ。

　シーズン終盤にアロンソが2連勝するなど、今年復調を見せたルノーは、コンストラクターズ選手権4位を獲得、アロンソはベルギー以降の6戦で43ポイントをあげ、選手権5位を獲得した。

　契約延長に際し、アロンソは次のようにコメントしている。

「INGルノーF1チームに残ることにしたのは、今シーズン何度も繰り返し言っていたように、彼らが常に僕の第一の選択肢であったからであり、彼らといるととてもハッピーでリラックスできるからだ。ルノーはとても結束が強く、競争心が強く、勝利への意識が高いチームである。それと同時にリラックスした温かい姿勢を持っており、そこが僕に完璧にマッチする」

「シーズンの初めは苦労したが、僕らは困難を乗り越え、徐々にパフォーマンスを向上させていった。シンガポールと日本の2連勝、ブラジルでの2位表彰台は、僕らがどれほどコンペティティブであるかを示している。過去に僕らは大変な時期を乗り越えて、共に選手権を勝ち取った。僕らは今、その成功を来るシーズンにおいて再現できるということを見せつけようと決意を固めている」

「来季に向け、フェルナンドとネルソンのラインナップを発表できて嬉しい」とマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレは語る。

「この組み合わせは、若さと経験の完璧な融合であり、INGルノーF1チームは、最もエキサイティングなドライバーペアのひとつを擁することとなる。フェルナンドが向こう2シーズンにわたりチームのために働いてくれることになったのは、彼がチームを信頼している証しである。我々は今後も彼と共に働けることを嬉しく思う。この困難なシーズンを通して、彼は常に重要な存在であり、そのリーダーシップと才能が、チームのハードワークと決意と調和して、最近のパフォーマンスをもたらした。これによってINGルノーF1チームは、F1のトップコンペティターの地位に返り咲くことができた」

　一方、チーム離脱のウワサが絶えなかったピケも、日本で4位に入るなど、終盤調子を上げて、契約更新につなげた。

「2年連続INGルノーF1チームでレースをする機会がもらえて、当然喜んでいる」とピケ。

「厳しい1年を送ってきたが、ルーキーシーズンを通して多くのことを学んだ。その経験を来季十分に役立てたい。チームが今年支えてくれたこと、そして今後に向けて僕への信頼を示してくれたことに感謝する。今から2009年を思うとわくわくする。来季に強力なスタートが切れるよう、冬の間にチームと仕事をするのが楽しみだ」

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